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発達障害の勉強が役に立った話と発達障害300万人のニュース

 

発達障害の勉強が役に立った話と発達障害300万人のニュース

 

大人の発達障害という言葉ができて、
それに該当する方が、300万人以上いるのでは?というのが、ニュースになっています。

 

 

大人の発達障害は300万人以上?というニュース

 

 

 

ダイヤモンドの記事で、こういった記事が出ましたね。

 

 

このサイトでは再三にわたって書いていますが、
発達障害は、すべての人が発達障害なので、
100万人だろうが、1000万人だろうが、それはすべて真実になるわけです。

 

 

発達障害というと、
このニュースのように、忘れ物が多い、不注意が多い、ということが指摘されますが、
逆に、細かすぎる、という点も注意が必要だということを私のサイトでは指摘しておきたいと思います。

 

 

ADHDの方は、大雑把で、時間にルーズで、不注意で、忘れ物が多い。

 

 

そんなイメージがついていっていますが、
実は変なところで細かい、真面目すぎるというのも特徴です。

 

 

これは、今、私が教習所で経験した話です。

 

 

教習所というと、教官が怖いとか、嫌な人がいるとか、
そんなことを聞くかもしれませんが、私は楽しく教習所に通わせてもらっています。

 

 

ただ、先日初めて、若い指導員の方に教わって、思ったことがありました。

 

 

34歳にして、教習所に通うおっさんというポジションですから、
けっこう、指導員の方も気を使って、私に接してくれます。

 

気を使って当然、ということではなくて、
私も指導員さんも、おたがいの距離感をつかめずにいる。

 

 

そんな感じですね。

 

 

そして、先日、河村さん(仮名)という、私より若い指導員の方に技能研修を指導してもらうことになりました。

 

 

この河村さん(仮名)、とにかく、マイペースというか、私のペースを無視というか。

 

今までのベテランの指導員さんは、
いろいろ思うことはあったでしょうが、私のペースをまずは尊重してくれていました。

 

でも、河村さん(仮名)は、河村さん(仮名)のペースで、
私に車の運転を教えてくれます。

 

 

ここで、こうしてね。
ここでは、こうしてね。
次はこうしますね。

 

ひろあさんはここができていませんね。
ひろあさん、ここをこうしてくださいね。

 

 

全て、注意されてきたことですし、
指導員の方がおっしゃったことそのままなんですが、
とにかく、ズバズバ指摘してきます。

 

 

で、私が思ったのは、言っていることは全部正しんだけど、
この言い方は、反感買うんじゃないかなぁ、ということです。

 

 

私は発達障害の勉強をずっとしてきたので、
相手にあわせてとか、指導の量が調整できない、
というか、持っている情報を全部言いたがるという人がいることを理解していました。

 

 

だから、どちらかというと、
ありがたい感じでしたね。

 

もうね、年上でも、ズバズバ言う。
もちろん、言葉は選んでいましたが、気になったこと、
私が気づいていない(だろうと向こうが思っていたこと)をすべて言ってくれました。

 

 

これは、本当にありがたかったですね。

 

 

ただ、他の、発達障害の「は」の字も勉強したことがない人なら、
この河村さん(仮名)に対して、嫌な思いを抱くかも、と思ったんですね。

 

 

そう思って、2階から教習所の周回コースを眺めていると・・・・

 

河村さん(仮名)と教習生が車から降りると、
すぐに、河村さん(仮名)が指導員控室に帰っていく。

 

自動車教習所内の教習だと、
はじめての場合も多いので、そういうこともあると思うんですが、
仮免教習の場合、知り合いの指導員も増えているので、
最後、ちらっと談笑して、帰っていく風景がみられるわけです。

 

 

だけど、河村さん(仮名)帰るのが早い!

 

 

1つは、河村さん(仮名)自体が自分の仕事を全うする、ということが優先であろうということ。

 

2つは、教習生が特に呼び止めないということ、なんだろうなと思います。

 

 

和気あいあいと教習所に通いたいという方だと、
こういう河村さん(仮名)タイプってとっつきにくいと思います。

 

だけど、その先には、安全に正確に運転しなくてはいけない。

 

というのが、あるので、
河村さん(仮名)のように、感じたこと、今までたくさんの教習生を見てきて、
足りないと思ったこと、技術的に未熟なところは全部指摘する。

 

というのは、ある意味で、すごくありがたいわけです。

 

 

それを受け入れる、受け入れないは別にして。

 

 

おそらく、私は、人の個性が発達障害によってつくられるということを知らなければ、
こっちは、30万以上払っているんだから、気持ちよく教えろ。

 

 

と思ったかもしれません。

 

 

だけど、その人の特性、特徴、また、発達障害によって、
どういう特性、特徴が出ているかを知っていれば、どんな人がパートナーになっても、それなりに対応できるようになります。

 

 

むしろ、どれが一番お互いにとっていい対応かな、ということを考えることができます。

 

 

やはり、ベテランの方っていうのは、引き出しが多いです。

 

でも、若い方は、それがせまくて、ムカッとくることもあります。
だけど、人の特性、特徴にかかわる発達障害のことを知っておけば、
そんなに相手によって慌てることも、ムカっとすることもありません。

 

 

発達障害の勉強をしていてよかったな。

 

 

そう思ったエピソードでした。

 

 

発達障害のことがニュースになるのはいいことですが、
どうしても、1面的な伝え方になってしまいます。

 

 

みんな違いますし、その違いを生み出す、脳のゆがみ。

 

それこそ、発達障害なんですね。

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