私の知り合いの塾の発達障害児の話です。
救うことができない発達障害のお子さんの話
山田恵子さん(仮名)としておきましょう。
山田恵子さんは、
大手有名塾から移ってきたそうです。
山田恵子さんのお母さんが言う理由としては、
「集団塾が合わないので、個別指導の塾に来た」ということでした。
ただし、言動や、
まわりの友達の評判から、
ADHDだけではなく、アスペルガー症候群や、
LD、さらには、軽度の知的障害も入っているのではないか?
と疑い、思い切ってお母さんに問い合わせたところ、
「お医者さんには、軽度のADHDだと診断されています」ということでした。
軽度・・・・
私の知り合いが言うには、
山田恵子さんの発達障害の程度が『軽度』と診断した心療内科医がいるなら、
その人は医者の看板をおろしてほしいということでした。
まず、学校の中では、
教師を怒らせる常習
教師に歯向かいすぎて、教師が怒るので、山田さんにほぼ全員がキレている
クラブでは常に先輩を怒らせている、もちろん、嫌われている
山田恵子さんを面倒なのでいないものとして扱う教師もいる
などなど、聞けば聞くほど、
すごい話が出てきたそうです。
しかし、自分を頼ってきたのだから、
何とかしたいと知り合いは頑張ったそうです。
- まっすぐ座れない。
- 人の目を見て謝ったり、お礼を言えない。
- 感情的になるとすぐに勉強を放棄する。
発達障害のお子さんがどういうものか、
ある程度、わかっている知り合いでしたが、
何か1つでも、人並みにできることができてほしいと、
その子と接したそうですが、その子には伝わらなかったそうです。
半年ほど経ってから、
彼女の親から、退塾の打診が出ました。
ただ、その前から、
知り合いも、山田恵子さん本人に、「今の塾がつらいならやめたらいいよ」とアドバイスしていたそうです。
そして、いざ、やめるときになり、
山田恵子さんが、知り合いの塾にいる小学生を、
自分がうつる予定の塾に、勧誘をしていたのです。
山田さんは典型的なジャイアン型のADHDで、
大人しいのび太型のADHDの子(しかも、年下)に話しかけて、相手をしてもらっていたのです。
で、そういう子たちを、
勝手に勧誘していました。
彼女にしてみたら、ただ、本能というか、
聞いていると、重症なADHDなので、人のことなど考えられないのでしょう、
そういう行動をとってしまうのも仕方ありません。
でも、知り合いからすると、
誠意をもって接してきたつもりが、終わり際にそんなことまでされて、
さすがに、頭にキタそうで、もう、二度と塾に来ないでと、
日割りの料金を足して、その子に塾に来ないようにと、親にも塾に来ないように伝えたそうです。
私はこの話を聞いて、
心が通い合えない発達障害のお子さんはいること。
そういう子に関しては、残酷ですが、関わらないようにすることが一番いいこと。
そして、こういう子は、塾に迷惑をかけたいわけではなく、一番は、親に復讐したいということ。
結局、この子の行いは塾にばれて、
母親は塾に謝ることになりました。
親が困ること。
それが、山田恵子さんが一番したかったことなのではないでしょうか?
こういう子は自滅していきますし、
まわりにも多大な迷惑をかけます。
残酷かもしれませんが、
相手をしないようにすることが一番です。
悲しい話ではありますが、
私はこのサイトを運営しだして、やはり、改めてわかったことがあります。
すべての発達障害を持つ人を救うことはできない。
その子、その周り、特に家族が、
本当の意味で、「変わりたい」と思っていなければ、変えられない、救えない。
ということです。
残酷なことですが、
その教訓として、この話を記事にしました。
山田さんがいなくなり、山田さんのいる中学校の生徒さんからの問い合わせ・入塾が、
知り合いの塾は増えたそうです。
なんとかしてあげたい気持ちもありますが、
どうしようもできない、塾などでは入ってくるのを拒否した方がいい子というのはやはりいます。
いい気分はしませんので、1人でも多くの人が、
このサイトから、発達障害を改善するきっかけを手に入れていってほしいと思います。