医学的アプローチと民間療法と・・・・
医学的アプローチと、
民間療法と、
正しいのはどちらか、
色々考えることがあったので、文章にしてみました。
先日、ガンで闘病中だった小林麻央さんが亡くなられました。
発達障害治療の第一人者の星野仁彦先生や、
ビジネス界の伝説的マーケッターの神田昌典先生など、
独自のガン撃退法(独自といっても、先例はありましたが)で、
ガンを治された方がいたので、まだ、奇跡は起きると私自身は思っていて、
亡くなられたとニュースになったときは、ショックでした。
そんなときに、
あるニュースが話題になっていました。
小林麻央さんが通っていた怪しげな民間療法のクリニックが、
業務停止命令を受けたというニュースです。
こういうニュースが出るとすぐに、
医学的、科学的根拠のない民間療法は「悪」だとすぐに断定されてしまいます。
そして、その民間療法を知っていてれば助かったかもしれない人が、
「怪しい」というなんとなくのイメージで、本来知っておくべき情報が得られずに、
苦しみの中生きていく。
発達障害に関していえば、
「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」や「ASミラクルナビ」は、民間療法。
病院で検査して、薬をもらうのが、科学的、医学的に正しい治療方法となるでしょう。
しかし、
このクリニックと、「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」や「ASミラクルナビ」の違いは、
この2つのマニュアル共に、できれば病院、さらに地方自治体の発達障害支援センターを利用することを、
推奨している点です。
有益な民間療法っていうのは、
やっぱり、まずは今主流の「医学的アプローチ」をすすめるんですよね。
でも、
それでも、効果がない、改善しない、医者にも見放された。
そんな場合に、こういう方法が、ありますよって紹介してくれるものだと私は思っています。
それに発達障害の場合、
治療といって処方される薬は、根本的な解決を約束してくれるものではありません。
継続使用が前提ですし、
風邪薬のように、体の免疫力が病気を取り除くまで、
体の調子を整えてくれるものでもありません。
医師が書く発達障害についての本を読むと、
発達障害の治療の基本は、
治療薬をもらいながら、自分自身と向き合い、徐々に薬を減らしながら、社会に適応していくという流れになっています。
「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」も、
「ASミラクルナビ」も、
この治療方法を否定するものではありません。
むしろ、治療薬をもらった後の、
自分自身との向き合い方を何通りも提示しているのが、この2つのマニュアルなんです。
このニュースになったクリニックのことを調べると、
今までの医学的な研究をすべて否定するようなことが紹介されていました。
そんなものより、これなんだ!と。
人類の長い歴史の中で、
病気に関しては多くの方々が、命と情熱を燃やして研究されてきました。
間違ったものもありましたが、
その中で、優れたものだけが選ばれ、残っているのが今の医学です。
その医学が第一というのは当然で、
そのうえで、医学的なアプローチが難しいところは、
民間療法で補う、というのが正しいあり方だと思います。
こういうことがあったら、
すぐに「民間療法」は怪しいといって、自分の世界から締め出すのではなく、
医学的な治療も、民間の治療方法も、自分で選んで使いこなす。
そういう気持ちが大切だと思います。
星野仁彦さんの本や神田昌典さんのがんを治した話は、
医学的なアプローチと民間療法(星野さんの場合は、民間療法と言い切れませんが)を上手く使っている例ですので、
参考までに読んでみるとヒントになると思います。
では。