発達障害があるから嫌われるわけでも、発達障害がないから好かれるわけでもない。
発達障害があるから嫌われるわけでも、発達障害がないから好かれるわけでもない。
最近、こんな問題が起こっているということが、
発達障害の本に出てきます。
それは、心療内科を受診し、
発達障害ではないと言われたにも関わらず、
自分は発達障害だと譲らない人が一定数いるそうです。
これはまさに、
タイトルにある通りで、
発達障害があるから嫌われるわけでも、
発達障害がないから好かれるわけでもない、ということです。
発達障害ではないとされる子でも、
めちゃくちゃ嫌われている子もいますし、
発達障害だけれど、
めちゃくちゃ愛されている人もいます。
例えば、
ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスも、アスペルガー症候群ではなかったか?
と言われています。
ですが、ジョブスのファンは、億はいるのではないでしょうか?
結局、自分の気持ちばかり優先する人は嫌われる傾向にありますし、
相手のことをきちんとわかってあげられる人は好かれます。
確かに、発達障害の方は、人の心を読むのが苦手なのかもしれません。
私の塾でも、発達障害が疑われる子どもはたくさんいます。
けれど、
そのすべての子が、嫌われるかというと、そうではありません。
きちんと挨拶や家の中と、家の外での振る舞いの仕方を仕込まれている子は、
ソツなくこなすというか、むしろ、好かれています。
「ごめんね」
「ありがとう」
素直にそんな言葉が言えるので、好かれています。
逆に、発達障害ではないと診断された、という子でも、
嫌われていたりします。
お母さんは、「発達障害はないと診断されたんですが、
何が悪いんでしょうか?」と相談されますが、
私も客商売なので、お子さんの性格が悪すぎます。とは、とても言えません。
ただ、ずっと、いろんな子と接する中で、
嫌われる子の共通点が見えてきました。
それは、「常に自分の気持ちを優先させてしまう」子です。
例えば、
私の塾は高校生も多いのですが、
大学入試の時に、できる子、できない子、が特によくわかります。
優秀な子は、自分が受けたテスト(入試)のことを気にしません。
すでに、「変えられない過去」よりも、次にどうするか、を考えています。
入試結果は、その日が来れば出てしまいます。
受かっていようが、受かっていまいが、もう、受けてしまえば結果は変えられません。
だから、今、自分ができることに意識を向けます。
こういう子はまわりにも、講師側にも好かれています。
逆に面倒な子とされる生徒は、
入試が終わると、いちいちあっているかどうか、講師に聞きにきます。
入試の結果をいちいち気にして、
それどころか、いちいち採点しろとまわりに要求します。
たとえ、その解答があっていようが間違っていようが、すでに終わったことです。
それを覆すことはできません。
ですが、聞きに来ます。
もう、どうしようもないことに、
まわりを巻き込みます。
こういう子は、いい子そうに見えても、
学校でトラブったり、家で喧嘩したりと、何かしら常にトラブルを抱えています。
人に迷惑をかけないようにきちんと育てられている子は、
発達障害の性質が見られても、まわりから好かれますし、
発達障害だと診断されなくても、人としてしっかりしていなければ、
ただただ、まわりから嫌われていきます。
ですが、それを認められず、
自分が嫌われるのは、「発達障害のせい」だと思い込もうとしている人がいます。
人に嫌われるのは、ADHDだから、ADDだから、アスペルガー症候群だから、とかよりも、
どう、自分を意識しているか、が大きいです。
まわりに甘えてばかりの子は嫌われますし、
まわりに少しばかりの迷惑をかけても、お礼や挨拶がしっかりできる子は許されます。
そして、それは、親のかかわりがすごく大きいのです。
発達障害は親のせいではありません。
だけど、子どもがどう過ごしていくかは、
親のかかわり方で、変わっていきます。
少しずつ勉強して、彼らに必要なことを一緒に考えてあげてください。
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