発達障害とは何か
発達障害とは？
今の発達障害は、脳の機能障害指します。
発達障害は、本人の努力が足りないなどの本人の性格に起因するものではなく、
あくまで、脳機能の発達が遅れたり、スムーズに機能しないことによるものです。
脳の機能障害なので、
親からの遺伝的要素が強く、現在では、家族そろっての発達障害の治療をしないと、
効果がない、とも言われています。
発達障害は、本人だけの問題ではなく、家族・家庭の問題です。
発達障害はどうやって見分ける？
小学校に上がるまで
ご飯を食べるのが極端に遅い
男の子、女の子の違いをあまり意識していない
ものへのこだわりが強い
みんなで遊ぶのが下手
１人遊びを好む
小学校
本人には自覚なく仲間はずれにされる
人に嫌われることを平気でいう
「どうしてそんなに頭が悪いの？」
「これくらいできて、普通なのに」など。
変化が嫌いで、旅行などを好まない
中学校
忘れ物が多い
朝が起きれない
目上の人にもため口でしゃべる（特に初対面の人でも）
じっとできない
授業中に急に立ち上がったり、立ち歩いたりすると、担任の先生から報告される
授業中にしゃべってしまう
ゲームに異常なまでに熱中してしまう
女の子にはこれにプラスして、
女の子なのにあぐらで座ろうとする
下着が見えることや服装に無頓着
生理の話などを相手にかまわずしてしまう
高校
中学校のものと、ほとんど重複します。
それに加えて、
高校にまで行って先生に生活態度面でよく注意される
予定を立ててそれを実行するのに不便さが出てくる
（大学の推薦入試の書類などの不備、提出忘れ）
約束を守るのが苦手
大学以降
同じミスを何度もしてしまう
その場にそった表情が取れずに、まわりに空気が読めないやつと言われる
常に疲れた顔をしている
などになります。
これは、あくまで、ほんの一例です。
日常生活で、困っているように見えたら、一度、診断を受けておきましょう。
診断を受けることが大切なのではなく、
自分の足りない部分を、自分や周りの方に知ってもらうことが大切です。
そのための病院での検査・診断だと思ってください。
発達障害は、誰でも持っており、
それが生きにくいものかどうかは、
その時代によります。
また、子どもが非行に走ったり、
育てづらい場合は、親のほうがひどい発達障害である可能性もありますので、注意してください。
ただし、何度でも、このサイトでお伝えしますが、
発達障害は改善できます。
諦めず、それを信じて行動していってください。
