発達障害を持っていても大成する人がいるのはなぜ?
発達障害を持った、
有名人も多いと聞きました。
たとえば、あの、スティーブ・ジョブスや、ビル・ゲイツもそうではないか?
と本にありました。
あそこまで成功する人と、
人より劣ったままになってしまう人の違いはなんですか?
それは、自分の特性をきちんと知っているということでしょう。
さて、こんな質問をいただきました・・・・
それがわかれば、誰も苦労はしない。
というのが、私の回答ですが、
1つ心当たりがあるので、それを書いておきますね。
歴史上の偉人で、
発達障害ではなかったか?と言われるのが、坂本龍馬です。
特に幼少期のエピソードが、
発達障害のそれだと言われます。
発達障害の原因とされるものはいろいろありますが、
1つには、人より脳が大きいために、発達がアンバランスになり、
ADHDやアスペルガー症候群になるのではないか、という考えがあります。
なので、
大人になって、脳がより成熟した時に、
人にはできない何かができるようになるわけです。
では、なぜ彼らが成功できたのか?
理由は、
彼らには「味方」「理解者」が1人以上いた、ということです。
発達障害の方が、
浮上していくのも、降下していくのにも、理由があり、
その理由とは、自分を認められるか、です。
自分を認めてもらっているかどうか、
これが、発達障害の方が大きく羽ばたけるかどうかの違いだと思います。
勉強とか何かなんでもいいのですが、
1つのことをやり通せるか、ということが1つのポイントです。
発達障害だと言われる芸能人・有名人の中には、
驚くほど何か1つのことをきわめている方がいらっしゃいます。
勝間和代さんも、自身の本で、
ADHDであったことをカミングアウトしました。
それでも、公認会計士といった最難関の資格を取るまでにいたっています。
勝間さんがADHDのあるなしに関わらず、
その本で見られる姿勢として、自分の特性を知り、生きていく、ということです。
人と違う、
それをただプラスとか、マイナスと思わずに、
人と違うという特性を自覚したうえで、
足りないものを努力して補ったり、まわりにサポートしてもらったり、
できることを1つずつ上達していったり、
そういう生き方ができる人が大成しているのではないでしょうか?
で、これは、ADHDでも、アスペルガー症候群でも、
そういった特性が見られない方でも同じです。
自分の特性を知り、自覚を持って生きていく。
そのためには、
その人の理解者、支えてくれる人、というのが必要なんです。
そうやって、自己肯定感がある程度養われてこそ、
困難な課題や、難しい問題に取り組むことができるのだと思います。
発達障害があろうがなかろうが、
自分の特性を意識して、自分という存在を自覚して生きていく。
そのためには、
その人を認めてあげる存在が近くには必要。
お子さんであれば、一番は親ですね。
ということを意識してもらえたらと思います。
自分の特性を受け止めて、成長して行けるお子さんになるように見守ってください。