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子どもの病気は食事で治す〜何度でも読み直したい子どもと食事への提言!

子どもの病気は食事で治す〜何度でも読み直したい子どもと食事への提言!

 

子どもの食事によって、子どもの病気が治るとしたら・・・・

 

それをあなたは信じることができますか??

 

 

 

 

書籍データ

 

タイトル:子どもの病気は食事で治す〜体質と発達にあわせた食養生と酵素食
著者:内山葉子
出版社:評言社
発行年:2014年9月1日

 

 

私のサイトでは、
先に内山葉子さんの『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』をレビューしています。

 

 

この本は・・・・
劇薬なんですよね。

 

 

これ、読むと、日本で生活できません・・・・(苦笑)

 

 

内山葉子先生といえば、
アンチ牛乳ですよね。

 

この本の26ページにこんな記述があります。

 

『独自に牛乳をやめて米飯にしている学校はその後どうなったでしょうか。不登校やいじめ、ADHDやアトピー性皮膚炎が圧倒的に減っており、さらに学習能力も高くなっているのです。』

 

 

そして、この内山葉子先生はこのあと、こう続けていきます。

 

 

総合病院のように、○○科などのようにわけるのはおかしいと。

 

 

『人間の身体は全部つながっています。』

 

 

と。

 

 

専門分野の○○科をつくることで、知識が深化したぶん、
横のつながりが薄れ、専門分野以外はわからないという医師が増えたそうです。

 

これは、藤川徳美先生も、その著書で指摘されていますが、
医師よりも本をよく読む一般人のほうが、医師の知識を上回ると。

 

 

私たち一般人は医師ではないために、
いろんな知識を横断的に学ぶことができます。

 

 

 

発達障害もこれという原因ひとつで、なってしまうというよりも、
いろんな問題が複合的にまざっています。

 

 

それを横断的に学ぶしか、
お子さんの発達障害をよくする方法はないと思っています。

 

 

その意味でも、多岐にわたるお子さんのADHDや自閉、アレルギー症状の原因と、
解決策を提示するこの本は、絶対に読むべき本の1冊ですね。

 

 

ただ、読みやすさは、『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』のほうが上なんですが・・・・

 

 

それでも、この本は読むべき本です。

 

 

この本のメリットを3つ書きますね。

 

 

1、育児書への警鐘

 

 

まず、私が驚かされたのが、離乳食の開始時期です。
内山葉子先生は、離乳食の開始をはやくても1歳超えてからといっています。

 

生後6か月の離乳食は、赤ちゃんにとって負担だといっています。

 

これって、逆に言えば、
育児書のとおりに育てれば育てるほど、
子どもが不健康になっていく可能性がある、ということです。

 

 

もちろん、赤ちゃんにもいろんな個性がありますから、
生後半年でいい赤ちゃんもいればダメな赤ちゃんもいるでしょう。

 

しかし、生後6か月でははやすぎるという指摘は、
重要な育児書への警鐘ではないでしょうか。

 

 

2、発達障害への提唱

 

 

内山葉子先生も、発達障害の原因として、
大切な提言をされています。

 

P186にこんな指摘があります。
『たとえ家族歴(家族にアレルギーがあるかどうか)がなくても、母親の妊娠中の食事が悪いと、腸の環境も悪くなって炎症を起こし、腸の透過性が亢進した状態になって体内にアレルゲンが入ってきます。そうすると、赤ちゃんの未発達の腸に異物が入り込み、アレルギー体質をつくりだしている可能性があります。
このように、遺伝因子だと思っていたアレルギーも、食事や妊娠中のストレスなどによる腸の環境の悪さが原因となっているものもかなり多いということです。』

 

これは、アレルギーの話ですが、
発達障害と腸の関係は多くの医師が指摘していますから、無関係ではないでしょう。

 

 

発達障害は遺伝的だと思われがちですが、
こういう可能性があるんですね。

 

 

そして、腸を健康にすることで、
身体にいれないほうがいいものを、どんどん体外へ出すことができるんです。

 

 

3、神経の障害

 

 

ADHD、自閉症(アスペルガー症候群・ASD)、学習障害、
これらについて、内山葉子先生は、神経障害だという指摘を行っています。

 

 

つまり、脳のそのものの障害というよりも、
腸から栄養をつくりだす際の代謝の異常だという指摘なんです。

 

 

ざっくりいえば、
腸の機能不全からの、

 

神経から神経へと何かを伝える物質が、

 

  • 異常にできすぎてしまったり、
  • まったくできなかったり、
  • 間違ってつたえられてしまったり、

 

 

これが長期にわたって続いてしまうと、
発達障害だと診断される状態を引き起こしてしまっているのでしょう。

 

 

その原因が、

 

 

  • 砂糖やカフェインの摂りすぎ。
  • 栄養の質的な不足(文中では栄養不良としています)。
  • 食品添加物。
  • 鉛や水銀などの重金属の摂取(摂取していても輩出できていればいい)。

 

 

と指摘しています。

 

内山葉子先生は、食事療法専門の先生ではありません。

 

内科医の先生です。

 

 

その先生が、食事の大事さを指摘する深刻さを私たちは理解する必要があります。

 

 

デメリットはある??

 

 

この本を読んでしまうと、
現代の日本では生活できないかもしれない・・・・

 

 

そう思うほど、いろんな指摘があります。

 

 

それでも、だからこそ、
普通に生きていれば、何も勉強せずに過ごしていれば、
自分や大切なお子さんを傷つけてしまう。

 

 

その重大な事実に気づかせてくれる本だからこそ、
つらくても読まなくてはいけません。

 

 

買って良かった??

 

これは、みなさんをビビらせる本ではないんです。

 

帯にきちんとこうあります。

 

『ADHD・自閉症と診断されても落ち込まないで!』とあります。

 

 

そして、

 

『薬だけにたよらず食事と生活環境を変えていくだけでも症状が落ち着くのです。』

 

 

私たちの普段の生活がいかに体に悪いかを知ることは、とても怖いことです。

 

 

だけど、それを知れば、どう生きればいいか、ということを知ることができます。

 

 

この本は、細かく現代社会の生活の怖さを伝えながら、
具体的にどうすればいいかも指示してくれています。

 

 

 

 

怖いけれど、
できることを1つ1つ改善していけばいいんです。

 

 

そのために、この本を書いてくれたのだと思います。

 

 

まずは、食事の改善。

 

 

ここから、はじめてくださいね。

 

子どもの病気は食事で治す 体質と発達にあわせた食養生と酵素食 [ 内山葉子 ]

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