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春は眠気に注意〜この居眠りは発達障害??

 

5月に入り、塾の子どもの一部がすぐに居眠りをします。これって発達障害ですか?

 

 

 

こんな質問をいただきました。
4〜5月は、こういった質問が増えますね。

 


 

 

5月に入り、過ごしやすい暖かさになりました。

 

そして、そんな時に、気がつくと居眠りをする子が多いことに気がつきました。
塾で寝てしまうなんて、昔は考えられないことでしたが・・・・

 

私の塾で眠気を我慢できず、寝てしまう子どもたちは、
今、話題になる発達障害のお子さんの特徴を持っているように思います。

 

発達障害と4〜5月の眠気は関係ありますか?

 

 

結論からいえば、yes、です。

 

普通の人というと語弊があるかもしれませんが、
発達障害と診断されていない人でも、
季節の変わり目は、疲れやすくなり、眠気に悩まされます。

 

眠くなるのは普通のことです。

 

問題は、こちらが「え?」と思うほど、
深い居眠りになってしまっている場合は、発達障害を疑うべきだと思います。

 

 

4〜5月に眠くなってしまう理由は以下の通りです。

 

 

理由としては、3つあるんですね。

 

 

 

1、活動時間が伸びる

 

暖かくなると、風邪などのリスクが減りますから、
早寝早起きの意識が、どのご家庭でも低下します。

 

そして、発達障害の症状がきついお子さんの場合、
お父さん、お母さんも発達障害の症状が出ていることが多く、
子どもをきちんと寝かせようとか、そういう意識がさらに薄いです。

 

そのために、暖かくなり、
活動時間が長くなってしまい、結果、昼間〜夕方に眠くなるということが起こります。

 

 

昼間が長いとついつい我々大人も、
いろいろしてしまいますよね。

 

だから、冬の長い睡眠時間に慣れてしまった体は、
こちらの意識とは違い、疲れを感じやすくなるんです。

 

 

発達障害のお子さんは、さらに、疲れに弱いですから、塾でコテンと寝てしまいます。

 

 

おそらく、放っておくと1時間でも、2時間でも寝るので、
ビックリされたのではないでしょうか?

 

発達障害の症状がきつければきついほど、
居眠りの時間も長くなると考えていいでしょう。

 

 

2、脳の血が減る

 

暖かくなると、体を冷やすために、
皮膚の表面に血が集まってきます。

 

皮膚の表面に血を集めて、血を冷まし、
体にその血を送るというかたちになるんですね。

 

結果、脳の血が不足するために、眠くなります。

 

今の温度に体が慣れれば、眠くなることは少なくなりますが、
暖かくなると、体の機能面でも眠くなりやすくなるんですね。

 

 

だから、きちんと寝ていても、眠くなるのはある程度仕方ありません。

 

 

暖かくなると、
許されるなら、10〜15分程度の昼寝をとるといいですよ。

 

 

3、ビタミンB群の不足

 

春の野菜や夏野菜って、いう言葉をよく聞きますよね。

 

春や夏は、野菜をたくさん摂らなくてはいけません。

 

暖かくなると活発化する体の臓器があり、
それらが大量にビタミンB群を消費します。

 

だから、動いていなくても、
どんどんエネルギーを使っているんですね。

 

特に、発達障害のお子さんは、偏食が多かったり、
親がバランスのいい食事をつくるのが下手だったりするために、
慢性的にビタミンBが不足している子も少なくありません。

 

朝は忙しいから菓子パンが置いてある。
お母さんの指をよく見ると、ネイルがきちんとしてあり、食事をつくっている気配がない。
マクドナルドなどジャンクフード系の外食が多い。

 

こんな特徴のあるご家庭だと、
この時期のお子さんはほとんど塾で寝てしまいます。

 

寝てしまうか、眠そうにしています。

 

以上、この暖かくなって、
びっくりするほど、眠気をおさえられない子どもに出会ったら、
その子は発達障害、もしくは、発達障害予備軍と考えていいでしょう。

 

 

1回、2回くらいなら、どんな子でも眠くなる季節です。

 

 

ですが、10分ほど、居眠りしても、まったく覚醒しない。
起こそうとすると、ひどい寝言を言ってくる。
寝かしてみると、1時間でも、2時間でも寝ている。

 

 

ADHDやアスペルガー症候群/自閉症スペクトラム障害関係なく、
この症状は、発達障害がひどいお子さんに見られます。

 

塾の先生がこういった生徒さんにあわれたら、
親とのコミュニケーションも大切にしていってください。

 

塾の講師がどうかして、治るものではないので、気をつけてくださいね。

 

 

発達障害の改善は、家での療育が一番です。

 

塾の先生方は、抱え込みすぎないように気をつけてください。

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