アスペルガー症候群だとわかる子どもの特徴とは??
アスペルガー症候群だとわかる子どもの特徴とは??
学校や塾の先生にアスペルガー症候群かもと言われた。
発達障害かもしれないと言われた。
普通の子ができる子ができなくて「ちょっとあやしい」
なんて、思ったこと、言われたことがあるかもしれません。
では、アスペルガー症候群だとわかる子どもの特徴をあげていきたいと思います。
その前に、アスペルガー症候群についての基礎知識を載せておきます。
近年では、
発達障害者の割合は、1クラスに1〜2割はいるとされます。
診断名としては出ないけれど、発達障害の症状が見られる隠れ発達障害者も含めると、
全体として3〜4割に届くのでは?と言われます。
また、学力レベルが低いとされる地域では、
発達障害者の割合は平均よりも上がるとされています。
発達障害者は共振・共鳴しやすいので、
そういう地域に住んでいると、発達障害的な要素が引き伸ばされるということもある可能性があります。
私がある公立高校の先生に聞いた話では、
データ的に、子どもの発達障害者の多い地域、少ない地域は如実にわかっているそうで、
学力レベルが低い地域は、発達障害者も多くなるそうです。
あなたの地域がどういう地域かは、
塾の先生方がお持ちなので、聞いてみるといいでしょう。
ちなみに、教室長クラスしか把握していませんでの、
アルバイトの大学生の講師に聞くのはやめたほうがいいでしょう。
少し、断線してしまいましたが、
アスペルガー症候群だとわかるお子さんの特徴をまとめていきます。
小学生〜中学生くらいを想像してみてください。
アスペルガー症候群だとわかる子どもの特徴をまとめました。
1、宿題が出せない
子どもに限った話ではなく、アスペルガー症候群の人は、
大人になっても雑用をてきぱき終わらせることが苦手です。
まず、ぎりぎりまでやり出しません。
そして、要領が悪いため、ぎりぎりまで自分で溜めたくせに、圧倒的にスピードが足りません。
これには、理由があります。
アスペルガー症候群の人は、刺激に敏感なために、
普通の人が気づかない変化、音がした、においがした、程度でも、
すぐに気が散ります。
また、宿題の期限が、それぞれ違ってくる、
国語はテストの初日、数学はテストが終わってからの最初の授業、
といった、『複雑な処理』ができません。
(普通の人にとっては全く複雑ではありませんが、ルールが1つ1つ違うということを、
アスペルガー症候群の人は認識することに非常に困難を示します。)
結果として、提出物を出せない。
お母さんをイライラさせる、という事態になります。
2、旅行・外出が嫌い
普通のお子さんはお出かけが大好きです。
ですが、アスペルガー症候群のお子さんは、決まったルーティンが好きなんです。
だから、急に旅行に連れていかれたり、
外食に誘われたりすると、不機嫌になります。
特に、勘違い教育ママは、
アスペルガー症候群のお子さんをよく怒らせる傾向にあります。
お子さんは、テストが終わったら、ゆっくりゲームでもしたいって思っているのに、
子どものことを理解できないお母さんは外食を「子どものために企画します」
そして、自分はせっかく連れて行ってあげていると思っているのに、
子どものほうは不機嫌で、お母さんのほうが「せっかく、連れてきてあげたのに」と言ってしまい、口論になる。
子どもは、テストのないいつもの日常に戻ることこそが、最も、嬉しいことなんです。
3、敬語が使えない
最近のお子さんは、敬語が使えない子が多いですが、そういうものとは少し違います。
普段、敬語を使わないお子さんでも、
中学生くらいになれば、初対面の大人には使います。
アスペルガー症候群のお子さんは最初から、どんな相手でも敬語を使いません。
使わないのではなく、使えないのです。
アスペルガー症候群の特性を知っている、
学校の先生や塾の先生がだいぶ増えたとはいえ、悪びれもなくため口を聞いてくる子どもに、
不快感を覚える大人は数多くいます。
それだけで、実は嫌われている事態もおきますので、
敬語に関しては、担任の先生や塾の担当の先生に細かく聞いておくといいでしょう。
逆に、どんな人にも敬語、という子もいます。
言葉遣いは丁寧なのに、
- 宿題は出せない、
- 授業中に寝る、
- 急に怒り出す、
といったギャップでまわりが混乱します。
その場に応じた言葉を選ぶというのが苦手なのです。
ワンパターンの話し方しかできない、というのがアスペルガー症候群のお子さんの特徴です。
4、朝起きるのが苦手
これは、夜に寝るのが苦手、とも言えます。
最近の研究では、
アスペルガー症候群も含めた発達障害者の方は、
起きる、寝る、集中する、リラックスるする、という自律神経の切り替えが下手なのかもしれない、と考えられています。
普通の人は眠くなっても、
寝てはいけないときなら、「我慢」ができます。
逆にそれほど眠たくなくても、
明日のためにと、布団に入って眠ることができます。
これは、神経の切り替えが早くできるためです。
アスペルガー症候群の人は、布団に入っても、
いろいろなことに意識がいってしまって、眠れなかったり、
日中、寝てはいけない場面で、燃料がキレたロボットのように急に寝たりします。
寝たり、起きたりすることがとても苦手です。
5、顔の形が逆3角形で、顔がぼんやりしている。
発達障害者の方の顔に特徴があるかないかは、
まだまだ議論のあるところですが、
私個人的な経験から言うと、
顔の形が逆3角形で、顔がぼんやりしているお子さんは、
アスペルガー症候群の特性が非常に強く出ているように思います。
考えられることは、
偏食がきついので、あまり硬いものを噛むことをせず、
あごの発達が不足していたのかもしれません。
理由はわかりませんが、
アスペルガー症候群のお子さんは、狐顔といいますか、
少し顎がとがった顔をしていて、もう少しで、
イケメンであったり、整った美形の顔になれるのに、何かぼんやりしているのが特徴です。
アスペルガー症候群やADHDの特性が、
中学生や高校生で出ている場合、自然になくなっていくことは、考えにくいです。
もし、アスペルガー症候群の特徴がみられたなら、
専門機関を受診し、いつでもサポートが得られる状態をつくっておきましょう。
アスペルガー症候群のお子さんは、
小学校、中学校までで、大きないじめを経験することが少なくありません。
その経験が、そのあとの人生に、大きな影を落とすこともありますので、
気を付けてみてあげてください。
当サイトの下のメニューにおいて、
各都道府県の病院を紹介してもいますので、
良ければ、参考にしてみてください。