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私が実際に指導させていただいた例『浜田あゆみ(仮名)』さんの場合

私が実際に指導させていただいた例@『浜田あゆみ(仮名)』さんの場合

 

 

私が実際に、
発達障害を改善させた事例をお話していきたいと思います。

 

まずは、中学2年生の後半から、私の塾に入ってこられて、
3カ月ほどで、オール2・5の成績から、オール3まで引き上げた例を紹介します。

 

名前は、浜田あゆみさんとします。

 

この方のやり方は、
私のイーブックにまとめました。

 

 

 

まずは、入塾時にヒアリングを行い困っていることなどをお聞きしました。

 

 

最初に、お母さんから出てきたのが、

 

学校の懇談で、いつも授業中のおしゃべりを注意される。

 

なので、お母さん側からは、

 

「きつくなってもいいので、先生のほうから、しっかり言ってやってください。」

 

とお願いしているが、

 

「そういうことではない。」

 

という返事が返ってくる。

 

ということでした。

 

お母さん自体は、あゆみさんのことを、発達障害とは思っておらず、
あゆみさんも、自分は普通だと思っていました。

 

 

最初のヒアリングはそれくらいにして、
実際に、塾での授業の中で、あゆみさんを見ていくことにしました。

 

 

授業中は寝てしまう。

 

 

あゆみさんは、授業中、30分ほどすると、
自分でも気がつかずに寝てしまうのです。

 

 

さっきまで元気にしゃべってくれたと思ったら、
問題を解く次の瞬間には寝ている。

 

 

学校の出来事とか、家での出来事とか、
自分のことを話すのは楽しいから、次から次へと話してくれる。

 

でも、楽しくない勉強になった途端に、寝てしまう。

 

自分のコントロールができていないように見えました。

腹痛とアレルギー反応

彼女には、勉強の態度以外にも、問題が見られました。

 

 

 

 

また、彼女は、いつでもマスクをしていて、
顔半分が見えない状態でした。

 

 

アレルギー反応があり、顔が赤くなってしまうそうです。

 

 

また、テスト中は、お腹が痛くなり、テストに集中できない、

 

 

 

ということを訴えていました。

 

 

実際に、最初のテストでは、
問題はわかったのに、お腹がいたくなって解けなかった、と言っていました。

 

 

普段のあゆみさんや、テストでのあゆみさんをこちらも把握し、
また、お母さんを交えた面談を行いました。

 

 

食事の指導を行う。

 

 

面談の最初で、私はお母さんに尋ねました。

 

「もしかして、あゆみさんの朝ごはんは、菓子パンとジュースの組み合わせじゃないですか?」

 

「それから、家にジュースとお菓子の備蓄がわりとあるんじゃないですか?」

 

と。

 

すると、お母さんは・・・・

 

「どうして、わかるんですか?」と目をぱちくりさせていました。

 

私は、食事の指導を行い、
これからの食事のあり方を説明し、
お母さんとあゆみさんの両方に納得してもらいました。

 

それから、3日後。

 

謎の腹痛がなくなったとあゆみさんから報告がありました。

 

1カ月後、マスクをとれる日が増えてきました。
かわいらしい笑顔で話しかけてくれるあゆみさんが印象的でした。

 

同時に、授業中に黙っていられるようになったと報告してくれました。

 

「わからんねんけど、なんか我慢できるねん。」
と、友達から話しかけられても、自分をコントロールできるようになったとのことでした。

 

 

3か月後、3年生に上がって、最初のテストで、
とれなかった60点台を複数の教科でマーク。

 

 

半年後、理科・社会という暗記科目で、70点台を超えるようになりました。

 

 

とても、嬉しそうに報告してくれるあゆみさんと、
成績が、オール3以上になり、目標の成績もクリアしました。

 

 

 

 

本当は、2.8くらいでもよかったのですが、
オール3を超えたことで、普通の私立高校も狙えるようになりました。

 

あゆみさんの将来の夢は、保母さん。

 

附属の幼稚園のある私立高校に行ってもいいというご両親の許可も得ました。

 

私自身も公立よりも手厚い私立高校の受験のほうがいいと思っていましたが、

 

「私、成績が悪くて、散々、お父さんとお母さんに迷惑かけたし、
お金もかけてもらったから、高校は自分でがんばりたいねん。だから、公立高校に行く!」

 

と自分の意志を伝えてくれました。

 

 

私立高校は2月に受験。
公立高校は3月の受験となります。

 

 

公立高校を目指すなら、受験期間が、私立高校よりも1カ月も長くなります。

 

 

それでも、彼女は公立高校を頑張る!と言ってくれました。

 

 

そして、無事、合格します。

 

 

あゆみさんは、診断こそ受けていませんが、
いわゆるADHD(注意欠陥多動性障害)の症状が出ていました。

 

 

  • じっとできない。
  • しゃべりたくなったらしゃべってしまう。
  • (たとえ、どれだけ怒られても、次の瞬間には忘れている。)
  • 興味のないことをすると、すぐに眠たくなる。
  • お腹の調子が悪い。
  • アレルギー反応が出やすい。

 

 

こういった症状がありました。

 

私が、指導することで、
これらの症状が落ち着き、また、精神的にも成長したので、
お父さん、お母さんのことを思っての行動をとれるようになりました。

 

私自身は、発達障害がある場合、まだ、改善の途中の場合、
手厚い指導が期待できる私立高校への受験をすすめます。

 

でも、彼女は夢がしっかりとあり、
ご家族も彼女に協力的で、なにより、彼女自身が強い意志を持ち始めたので、
公立高校を受験することに、オッケーを出しました。

 

 

成績の向上と、精神的な成長には、深いつながりがあります。

 

 

彼女の成長は、それを私に教えてくれました。

 

 

彼女とのことは、私の電子書籍にすべて詰め込みました。

 

 

もし、興味があるなら手に入れてみてください。

 

 

 

 

最後に、あゆみさんは、大好きだったお菓子の量もコントロールできるようになりました。

 

テストがなかったり、
お腹が痛くなっても大丈夫な日程を選んで、ちょっとお菓子を食べる。

 

大事な時は、食べない。

 

そんなメリハリがつけられるようになったそうです。

 

無事、公立高校に受かり、彼女は卒塾していきました。

 

あゆみさんのような子が増えるように、これからもがんばっていきたいと思います。

 

 

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