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体調の不安から、女の子は不安定になりやすい。

 

体調の不安から、女の子は不安定になりやすい。

 

女の子の発達障害を考える場合、
1番に意識するべきことは、「栄養」です。

 

 

女の子が、発達障害になっている場合、
私は、お母さんが本当の意味で「自立」できていないということを感じています。

 

 

その理由をずっと、探していましたが、
この本の中にありました。

 

 

女の子の発達障害を考える場合、
一番に考えなくてはいけないのが、その女の子の栄養不足ではなく、
お母さん、本人の栄養不足なんです。

 

 

 

私が、発達が心配な女の子のご家庭で、お会いしたお母さんには、以下の3つのタイプがありました。

 

 

1、子どもが食べたいというものを、あまり深く考えずに食べさせる。
(マクドナルドなどのファーストフードを、子どもが欲しがるなら積極的に食べさせます。)

 

2、料理をすることが少ない。

 

3、外では弱々しいが、家の中では娘に強気、娘への対応が厳しい

 

 

という3つです。

 

これは、偶然かなと思っていましたが、
そうではないということが、この本を読みわかりました。

 

それが、

 

 

『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』(藤川徳美・光文社・2017年7月20日)という本です。

 

 

こちらで、レビューもしています。
『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』のレビューです。

 

 

全ての記事は引用できませんが、
一部を引用させてもらいます。

鉄が不足すると、前にも述べましたが、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質がつくられにくくなりますので、精神的に頑なになりやすく、些細なことでキレやすくなります。とはいえ、人前や公共の場では、そのような情動があっても、表出する人は稀です。
ところが家庭の中では、こうした感情があからさまになってしまうものです。とくに自分の庇護下になると思っている子どもに対しては、かなりストレートな感情表現として現れやすくなります。

『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』(藤川徳美・光文社・2017年7月20日)

 

つまり、すぐに子どもにキレてしまうんです。
子どもは委縮しおびえながら家でも過ごします。

 

こうして、落ち着きのない子どもができていくと、藤川先生は分析されています。

 

 

親が鉄不足だと、感情に流されやすく、
親子という近しい距離が、そのマイナス面を大きく引き出します。

 

つまり、容赦なくキレてしまうんですね。

 

 

これは、あなたも経験があるんじゃないでしょうか?

 

 

親子であるほど、相手が傷つく言葉を言ってしまう、そういうことです。

 

この頻度が、栄養が足りていないお母さんほど、きつく出てしまうんですね。

 

また、これは、愛着障害も引き起こします。

 

つまり、親の愛情が感じられず、
家が、安全基地ではない場合、子どもは成長が止まったり、どこかアンバランスな成長をしてしまいます。

 

愛着障害については、
岡田尊司先生の「愛着障害」が詳しいので参考にされてください。

 

 

私のサイトでもここで、レビューしています。
岡田尊司さんの『愛着障害』のレビュー

 

女の子の発達障害を考える場合、
ADHDでも、アスペルガー症候群でもいいのですが、
問題になる女の子は、みんな「細い」です。

 

 

びっくりするほど、「細い」です。

 

 

そして、感情的で、よく「嘘」をつきます。

 

この「嘘」は、自分を守るための「嘘」です。

 

後は、楽な方に流されやすい、という傾向が強いです。

 

 

つまり、女の子の発達障害が引き起こされる背景には、
お母さんの栄養不足があり、
お母さんの栄養不足から、怒りやすく、子どもにきつく当たりやすくなります。

 

お母さんも栄養不足ですから、
当然、お子さんも栄養不足になっていて、
お子さんの発達もどこかちぐはぐなものになります。

 

 

そして、また、お母さんがいらいらして、子どもに当たってしまう。

 

 

という負の連鎖が続きます。

 

 

私はこのページで、母と娘ほど、関係がこじれてしまうということを書きました。

 

 

 

この不幸の連鎖を止めることは、
栄養の面から、お母さんが安定することで、断ち切ることができるのではないか。

 

 

私は、そう考えるようになっています。

 

 

発達障害を栄養の面から改善していく。
その流れはまだまだできているとは考えにくいです。

 

 

全ての発達障害の方のブログなどを読んだわけではないですが、
まだまだ、ストラテラやコンサータ、そのほかの精神安定剤を飲むことというものがほとんどです。

 

 

それは、症状を抑える対処的な治療法です。

 

 

それが必要な場合もありますが、
根本の体の不調、その不調からやってくる心と体の乱れ。

 

 

それが、親子関係に与える悪影響。

 

 

これらを、きちんと知って、改善していくことが不可欠なんです。

 

 

そして、栄養不足を認識し、解決しようとすれば、きっと症状は改善するはずです。

 

先ほど紹介させていただいた、
藤川徳美先生の『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』(藤川徳美・光文社・2017年7月20日)では、
P77〜78にかけて、発達障害が改善した例が載せられています。

 

発達障害が見られた男の子が、
母子ともに、鉄剤を6ヶ月飲むことで、症状が落ち着いたということが記されています。

 

14歳の男の子で、そこから、6ヵ月程度で症状が改善されたというのです。

 

 

県の発達障害のセンターで、自閉症スペクトラム障害と診断された男の子が、
藤川徳美先生のもとで、栄養の観点から治療を受けると、半年で症状が改善したんです。

 

 

私はここに大きな希望を感じます。

 

 

アスペルガー症候群やADHDを独自のやり方、その家庭にあったやり方で、
改善させるスペシャルな先生を、よくマスコミは取り上げます。

 

 

スペシャルはかっこいいからです。

 

だけど、スペシャルは日本語で特別。

 

そう簡単に出会えません。

 

藤川徳美先生に会おうと思えば、藤川先生も難しいかもしれません。

 

 

だけど、栄養学的に発達を治療してくれる先生は、各都道府県に少ないですが、存在しています。

 

ネットで探すことができます。

 

 

足りない栄養を検査してもらい、
不足分をサプリメントや日常の食事へのアドバイスなどで改善してもらう。

 

 

それは、どんな人でも受けられますし、
前向きなお医者さんであれば、きちんと指導してくれるところですよね。

 

 

もちろん、藤川徳美先生や溝口徹先生など、
素晴らしい先生の著書を手に入れて、私たちは読み、知識を得ることができます。

 

お医者さんだけが、どこかの偉い人だけが持っている情報なんて、ないんです。

 

これだけ、インターネットが発達して、
知識を求めれば得られる時代になったんです。

 

 

勉強すればいいんです。

 

 

自分に足りないことを知り、
それを1つ1つ足していく。

 

 

そうするだけでいいんです。

 

 

薬1つで、治るなんて幻想です。

 

 

お子さんには、お母さん、お父さんの助けが必要ですし、
助けが必要とされることで、私たちは人の親に、本当の意味でなっていくと私は思うんです。

 

 

 

発達障害は、心と体くるお子さんのサインです。

 

 

それは、「栄養不足」によるところが大きい、
これを知っておいてください。

 

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