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大人になった女性のADHDの方がよく持つとされる悩み

 

大人になった女性のADHDの方がよく持つとされる悩みとは?

 

 

こちらの記事では、
主に高校生くらいまでの、女の子のADHDの問題を解説しました。

 

女の子のADHDに見られる症状とは??

 

 

ここからは、
自分の特性に気づかずに大人になってしまった、
ADHDの方の悩みをまとめていきます。

 

こんな風にならないように、
早めの発達障害のケアを考えておいてください。

 

 

 

 

計画的に行動できない

 

予定に合わせての行動が苦手な方が多いです。
普通の人であれば、
早くできたり、できないことがあったりすると、
それに合わせて計画を調整しますが、臨機応変にそれができないというのが大人のADHDの方の特徴です。

 

そして、「もっとできる」という感覚を、持ってしまいます。
これが、不注意、衝動性という部分です。

 

「もっとできる」「もっとやりたい」という考え、
自分の能力を把握するのが難しいため、希望、期待で行動してしまいます。

 

さらに、他に注意が散漫するので、
やらなければいけないことを整理しようとして【できない】
という状況になります。

 

女性の場合、行動の多動性よりも、
思考の多動性が強く出るといわれます。

 

これが、【計画的に行動できない】という結果になります。

 

ちなみに、
女性で行動の多動がでる人は、
女性的な容姿よりも、男性的な容姿に近い、ということもあるそうです。

 

 

 

子育てでイライラする

 

まず、ADHDの方は、
イライラしやすいという傾向にあります。

 

子育てはイライラの連続です。

 

自分自身と同じ嫌なところを見つけると、
さらにイライラして子どもを必要以上に叱ってしまいます。

 

また、一度、叱り始めると、
感情の抑制がきかずに、自分の仕事のストレスとあいまって、
さらに、子どもを叱るようになります。

 

子どもには偉そうに言うのに、
一方で、家事はうまくこなせません。

 

そこを子どもに責められたりします。

 

また、考え方や感情が変わるので、
子どもへの指示が日々ころころ変わり、
子どもが母親を信頼しなくなります。

 

自分の言うことを聞かない子どもに、
さらにイライラするという悪循環に陥ります。

 

これがさらにひどくなると、
母親としての自分への自信がなくなり、鬱になることもあります。

 

 

 

仕事上のミスが続く

 

 

  • 重要な書類の記入ミスが多い
  • 重要な書類自体を出し忘れる
  • 会議中の失礼な態度が問題になる
  • 上司に対して、イライラした態度を取り、問題になる
  • 職場を転々とする
  • 怒られることが多くなり自己評価が落ちていく
  • 忘れ物が多く、同期や同僚に馬鹿にされやすい

 

こういった状態が見られます。

 

これが、ADHDの「不注意」と呼ばれる特性です。

 

大人になっても、この「不注意」は治らずに、
仕事上のミスをし続けます。

 

 

そして、衝動的なので、
いきなり仕事をやめたりします。

 

生活が安定しなくなるということも起こってきます。

 

 

 

恋愛・結婚でも問題が多い

 

恋愛では、押しに弱く、
決断が早い男性に惹かれることが多く、
一方で、飽きやすく、すぐに別れることも多いです。

 

本人は、なんとも思っていませんが、
いろんな男性と仲良くしたり、
すぐに付き合って別れるを繰り返すので、
「遊び人」という評価をつけられていることも少なくありません。

 

 

結婚したとしても、
些細なことで、「離婚する」という考えが頭にのぼり、
その考えが出てくると、我慢することができません。

 

だから、「離婚を考えている」とたいしたことのない問題やケンカで、
相手に自分の考えを伝えてしまいます。

 

たいしたことのない問題でも、
実際に「離婚を考えている」という言葉を発してしまうと、
徐々に、夫婦関係はこじれていってしまいます。

 

重大な決断を焦ってしまう傾向があるために、
あとで強く後悔する事態を招くことが多々あります。

 

 

 

ADHDに気づかずに大人になると、他の精神疾患を1つ以上患う

 

 

ADHDの子は、
小さいころから、毎日のリズムをつくるのが苦手なので、
大人になり、不眠症になっている場合も少なくありません。

 

失敗を繰り返すので、
不安症になり、体調を崩しやすい。

 

不注意、衝動性で、
失敗を繰り返し、自己否定感が強くなり、抑うつ症状が出てきます。

 

ADHDの子はもともと、
感情が不安定ですが、その気分の波がより強くなります。
精神薬を使わないと抑えられないほどになる場合があります。

 

 

アルコールや薬物への依存症も見られます、
また、抜毛症などのチック症状も見られたりします。

 

 

また、

 

男性依存、セックス依存、ギャンブル依存も、
見られることもあります。

 

不安感が強くなると、逃げ道を探してしまうのでしょう。

 

気分を落ち着かせてくれるもの、
楽しい感情にさせてくれるもの、
強い刺激で気分を紛らわせてくれるもの、

 

に頼ってしまうこともあります。

 

 

放っておくと、
これだけのことが起こってきます。

 

 

これは、大げさなことでもなんでもありません。

 

むしろ、こういった状態で、
精神科を受診し、発達障害・ADHDであったことに気が付くケースが多いんです。

 

 

早い段階から、ADHDを自覚し、
治療していくことがどれだけ大事かを知ってもらえたらと思います。

 

 

 

 

発達障害を放っておくと、
重篤な精神障害を引き起こすこともあります。

 

精神障害を引き起こし、
うつの薬を飲んでしまうと、住宅ローンなども組めないといった実生活の影響も強くなります。

 

早めのケアをお子さんの場合はしてあげてくださいね。

 


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