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女性のADHDに用いられる治療法と対応法の紹介

 

女性のADHDに用いられる治療法と対応法の紹介

 

 

 

ADHDの方の生活面の見直しに役立てられる治療方法や、対応方法の紹介です。

 

これだけの方法がありますので、
病院にかかること、ADHDだと気づき、早い段階で、治療にあたることは、非常に大きな意味があります。

 

特に、女性のADHDは、
母親と娘が衝突しやすく、二人同時の治療がとても大切です。

 

 

お子さんの成長を、
遅刻しない、忘れ物をしない、居眠りをしない、
といった小さなことでも一緒に、喜べる、そういうことが必要です。

 

 

では、いくつかある方法を紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

認知行動療法

 

自己理解を深める方法です。
認知とは考え方のことで、
考え方と行動のマッチングを見直していきます。

 

日頃の失敗例をとりあげて、
その時の、気持ち・考え、行動とその結果を確かめて、
一緒に別の可能性を探ります。

 

自己理解を深めていくことで、
内発的に自分の行動を改めていくものです。

 

 

 

ペアトレーニング

 

ADHD(発達障害)のお子さん本人ではなく、
その親であるあなたの行動・習慣を見直す練習方法です。

 

発達障害が悪化する原因は、
親と娘の関係が悪い場合が多いことがわかっています。

 

お子さんだけではなく、お母さん自身の見直しも必要なんです。

 

自分の子どもの行動を、
「好ましい」「好ましくない」「危険」といった種類にわけて、
お母さん自身が、それぞれへの適切な対応を理解していく方法です。

 

お母さん自身も変わろうとする。
これだけでも、発達障害の症状は一気によくなります。

 

 

 

家族療法

 

ペアトレーニングの考え方と同じで、
家族自体が機能不全に陥っていないかと考え、
家族のシステムを治していく方法です。

 

 

星野仁彦先生も、
その著書で何度も書いているように、
発達障害の症状がひどいお子さんのいる家族は、
その家族自体が、家族として働いていないことが多い、としています。

 

この家族の機能不全を解消していく治療方法です。

 

家族間のコミュニケーションを見直し、
ADHDの本人だけではなく、家族丸ごと治療していく方法です。

 

 

 

感覚統合療法

 

ADHDの方は、感覚に偏りがあります。
脳の発達がアンバランスなために、
致命的な能力の未発達が見られる場合があります。

 

運動能力、空間認知能力など、
足りないものがあるときに、それを調整していく方法です。

 

トランポリンといった器具を使うので、
サポート体制があるところでしか行えません。

 

感覚面に働きかけ、
発達のアンバランスさを調整していきます。

 

 

 

ソーシャルスキルトレーニング

 

社会的スキルが低い場合は、
ソーシャルスキルトレーニングによって、社会的な適応能力を伸ばします。

 

グループで取り組み、
雑談の仕方やものを借りたり貸したりするときの練習を行います。

 

貸したことを忘れる。
借りたこと自体を忘れて、貸した相手ともめる。
また、会話も一方的になりがちなので、その部分を改めていきます。

 

本人の社会的な問題になりそうな点を、
トレーニングで直していきます。

 

 

 

学習支援

 

学校外での学習面のサポートです。
その子にあわせた学習の仕方を学ぶことや、
その子に特性にあわせた将来の進路決定を行います。

 

特に、教科による得意・不得意が出やすいので、
その子が、将来の高等教育でも落ちこぼれないように、
将来設計をしていくことも、この学習支援に入ります。

 

勉強面サポートいうよりも、
ADHDのお子さんの将来の道筋を立てていくものです。

 

 

 

女の子の場合は、
人間関係がこじれやすいといわれます。

 

 

女の子のグループ内での揉め事。

 

それから、
母親との関係もこじれやすく、
常にストレスを抱えている場合も少なくありません。

 

 

ADHDの本人だけではなく、
お母さんやご家族の方も一緒に、「療育」していく。

 

 

これが、女の子の発達障害を治療していくための大事な考え方です。

 

 

 

 

 

女の子の発達障害の治療が難しいのは、
お母さん自身も、「変わる」という決心が必要だからです。

 

ADHDの悪化は、
お子さんだけの特性ではなく、お母さんや家族が原因になる場合もあります。

 

お子さんではなく、
お父さんお母さんが、自分を認めるのが難しいし、抵抗がある。
ここが、女の子の発達障害の治療が難しい理由なんですね。

 


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