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女性(特に女の子)のADHDの判断が難しい理由とその対処法

 

女性(特に女の子)のADHDの判断が難しい理由とその対処法

 

発達障害の治療の最前線にいる医師でさえ、
DSMやICDという国際的な診断基準があっても、女の子のADHDを発見するのは難しいとしています。

 

 

その理由を見ていきます。

 

 

まずは、診断基準の問題です。

 

 

 

3つの特性

 

1つには、3つの特性が重視されすぎている、というのがあります。

 

ADHDとは、注意欠陥多動性障害と日本語ではされています。

 

ADHDの特性として、
不注意・多動性・衝動性は、一緒に診断されます。

 

この3つの特性が平均的に見られるお子さんは、きちんと診断されます。

 

でも、この3つは、
家庭環境や個性によって、凸凹が見られます。

 

基本的に、ADHDの診断は、この3つの要素があることを基準としていますので、
どれか1つの特性が強い子、3つともあるが、グレーゾーンなお子さんに関してはなかなか診断を下せないのです。

 

 

男子のデータのほうが多い。

 

ADHDは主に、男子に多いものとして研究されてきました。

 

今でも、ADHDと診断されるのは男子のほうが多いのですが、隠れADHDの女の子も多数にのぼると考えられ、
本当は半分半分くらいなのではないか?と考えられています。

 

 

しかし、今の診断基準は男子のデータが多かったころの影響が強いので、
男子の特徴が色濃く反映されているんです。

 

 

このため、女の子の発達障害が見過ごされやすくなっています。

 

 

生活上の困難

 

また、生活を普通に送るのが困難というお子さんを対象にしているので、

 

 

  • 忘れものが多い
  • ボーっとしていることが多い
  • しゃべりだすと止まらない

 

 

くらいでは、生活上の困難があるといえず、
お医者さんも家族の方も見過ごしがちです。

 

 

さらに、意外に多いのが、
この忘れ物をしてしまう理由やボーっとしてしまう理由を、
きちんと親が聞いてあげられていないということがあります。

 

 

  • 暴力
  • 発作的なキレ方
  • 明らかな多動

 

親が困らないと診断されないことが多いんです。

 

 

でも、大事なのは、本人が困っているかどうか、です。

 

 

 

以上のことから、
女の子のADHDは非常に見過ごされやすいです。

 

一回の診断で安心せずに、
ADHDがあるものとして、接していくことが大切です。

 

 

 

 

 

診断されにくいADHDの女の子の特徴一覧

 

宿題を忘れがち。
気がつくと死んだように眠っていることがある。
絶対に、謝らない。言い訳を必ずする。
内気で極端な恥ずかしがり屋。
いろいろと考えすぎ、時間がない中に用事をたくさん詰め込む。
動作・反応が遅い、鈍い。
すべての行動に時間がかかる。
決断するのが苦手。
悩んでいたのに、衝動的に決断する。
自分に対する評価を過剰に気にする。
まわりの人に認めたがられる。
昼間は常に眠そう。
夜は考え事をしていて眠れない。
1度何かをしだすと、終わるまでやめたくないと言い張る。
人のせいにしたがる。

 

などです。

 

 

 

もし、診断がきちんともらえない場合は、
その場合は下に書いていきます。

女の子のADHDの対処法

この2つは覚えておいてください。

 

 

 

コンサータを処方できる医師を探しておく。

 

 

コンサータは、すべての医師が処方可能ではなく、
限られた医師しか処方できません。

 

コンサータを処方できる医師は、
ADHDやADDのことをよく理解されているので、
もしも、ADHDや発達障害の診断が近くの病院でつかない。

 

そんな時は、
コンサータを処方できるかどうかを、
病院の方に聞いてみてください。

 

コンサータを処方できるところは、
ADHDやADDを理解している病院だといえます。

 

 

 

自宅でできる改善方法も勉強しておく。

 

 

どれだけ、薬で発達障害の症状をおさえたとしても、
根本的に、発達障害の原因となっているものを知らなければ、
ずーっと薬に頼る生活になります。

 

発達障害の原因は、
食事などの環境要因。

 

家庭などの、
社会的な要因とあります。

 

この理解を深め、根本的な改善を目指す。

 

その方法も知っておくとがベストです。

 

 

アスペルガーADHD発達障害改善マニュアルのレビュー

 

 

 

 

 

ADHDの症状を薬ですぐに止めたいという安心感はありがたいですよね。

 

でも、妊娠・出産時に、薬を飲み続けるのは抵抗があると思います。
薬のこと、薬に頼らない方法。

 

その両方をしっておくことが大切ですね。

 


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