発達障害が治るって何か?その6
実際に、発達障害を良くしていく方法について書きます。
いろいろテクニックはあるけれど、
ここでは、本当の基本だけを書きますね。
まずは、食事について、です。
発達障害は治る!とか、良くなるって話をすると、
絶対に発達障害は先天的なもので治らない!という一定数の反論があるわけです。
発達障害は確かに遺伝要因は大きいらしいですが、
遺伝しているから、イコールそれは治らないってなんで決めつけるんですかね?
発達障害は治らないを科学的に実証的に、証明した人いるんでしょうか?
たとえば、生まれた時から、腕がない人がいたとします。
腕、そのものは治ることはないでしょうが、
今は義手など、それにかわるものを使い、普通に生活できるレベルになれるようになっています。
もちろん、そこには苦労はあると思いますが、腕がないという状態ではなくなります。
発達障害というか、子どもの脳の研究だって、進んでいます。
コミュニケーション能力を決める脳のAという場所の反応が鈍くても、
それが、先天的な要因であったとしても、
べつのBという場所に、Aが本来つくるべき回路を脳はつくれるということ。
また、脳の容積そのものも増やせるので、脳の機能は回復させることができるということ。
こういうことがわかってきています。
MRIといったテクノロジーによって、
脳の変形していく様子をきちんと把握できることによって、脳の機能・仕組みがわかってきているんです。
だから、いったんは発達障害は先天的なものだから治らないっていう、
常識はいったん忘れてほしいんです。
私がこれから書いていく方法にはデメリットはありません。
サイトみたいなオープンなところでは、です。
誰でも無料で見られるサイトには、メリットが大きくても、デメリットもある可能性のある方法は、紹介できませんからね。
なので、発達障害は治らない!と思っている人も、
ぐっとこらえて、読んでいただいて、
そして、2週間は黙って実践してほしいんです。
そして、お子さんの小さな変化を認めて褒めてあげてほしいと思います。
では、いきますよ。
これ、まじで、効果あります。
発達障害の症状がおさまるだけじゃなくて、
アトピーとかアレルギー症状もおさまるんです。
書きますよ。
メモの準備いいですか?(笑)
これだけです。
ジュースやめる。(100%系のジュースも)
菓子パン・食パンやめる。
お菓子やめる。
はい、これだけ。
ほんとこれだけ。
ちょっとだけ、補足しておきますが、
ジュースといっても、熱中症対策での、ポカリスエット、アクエリアス、経口補水液に関しては、一応、除外します。
ただ、飲みすぎはやはり良くないですけどね。
熱中症対策には、塩分補給のタブレットと麦茶が一番です。
もっというと、味噌汁を朝、どんぶりで飲むというのがいいんですが。
汗はミネラルも一緒に流れていきます。
だから、味噌汁によって水分・塩分・その他栄養を補うのがいいんですね。
自販機やコンビニ、スーパーで売られている安価なジュースはやめる。
家にあれば、捨てる。
同じようにコンビニ、スーパーで売られている、
菓子パン、食パンをやめる。
同じようにコンビニ、スーパーで売られているお菓子もやめる。
可能であれば、牛乳、ヨーグルトもやめる。
これだけ、です。
私が多くのお客さんを相手にしてきました。
インターネットやリアルな職場でも。
そこでわかったんです。
発達障害の症状が見られるお子さんって、
朝、菓子パンにジュースという子が圧倒的に多いんです。
これをやめて、
ごはん、味噌汁、あと、目玉焼きでもなんでもいいので、あと一品にしてもらうだけで、
お子さんの不調がみるみるなくなっていきました。
最近、流行のグルテンフリーと糖質制限に似ています。
でも、グルテンフリーしようと思うと、
もう、ほとんどのもの食べられないし、納豆(のたれ)とか醤油にもはいっているし、
糖質制限も厳しくするとお米食べられなくなります。
興味があるなら、グルテンフリーとか糖質制限の本を買って、やってもらってもいいです。
そこまでしなくても、
家に、ジュース、お菓子、菓子パン、アイスとか、
そういうのあれば、全部、捨ててください。
それで、オッケーです。
なぜ、ジュースや菓子パン、お菓子がいけないのか?
血糖値を大幅にあげるからです。
そして、身体に必要なミネラルを消費させるんです。
血糖値が大幅に上がると、人間の体はその血糖値を下げようと、インスリンを分泌します。
急激に、血糖値が上がるので、
インスリンの量も過剰に出ます。
そのあとにおこるのが、低血糖という症状です。
糖質制限をすると、低血糖になるという意味不明なことを書いている人がいますが、
低血糖とは、糖分を過剰に摂取した後に起こるもののほうが体に負担になります。
糖質制限は、きちんと行えば低血糖にはなりません。
みんな、自分の思う糖の抜き方を勝手にしているだけです。
ちょっと話を戻して、
低血糖になると、イライラ、不安感、眠気がやってきます。
発達障害のお子さんの、気持ちのムラや、急に襲う眠気はこの普段食べているものと無関係ではありません。
さらに、
今度は、体は血糖値をあげようとして、交感神経を活発にさせます。
アドレナリンといえば聞いたことがあるでしょう。
興奮物質があとから出るので、今度は、睡眠の質が下がります。
発達障害のお子さんの相談で多いのは、
十分に寝ているはずなのに、朝が起きられない、です。
これは、この低血糖からやってくると考えられます。
つまり、ジュース、お菓子、菓子パンの食べすぎが、
低血糖を引き起こし、これが、気分のムラの原因となり、落ち着きややり気が続かず、
そして、眠りの質が落ちるので、朝が起きられず、不機嫌になり、
ということを繰り返します。
そして、ここに、カフェインと糖の過剰摂取が絡むと、エナジードリンクのような、
恐ろしいことになります。
人格すらも代わり、海外では、死に至る例もあります。
たかが、糖分と思わないでください。
ちなみに、私は塾の講師をしているので、成績の良いご家庭のこともよく理解しています。
成績の良いご家庭はお子さんの食事の管理は徹底されている家族が多いです。
多くの発達障害の本には、
お子さんが発達障害になるのは、お母さんのしつけや育て方の問題ではない、
という優しい言葉が書かれています。
でもね、
あえて言います。
お子さんが発達障害になっているご家族は、
子育てに関する知識とその知識を得ようとする努力が足りていないケースがやっぱりあります。
絶対じゃないですよ、多いってことです。
際限なく、お菓子やジュースを毎日あげている家も少なくないんです。
賢いお子さんたち、
優秀なお子さんたち。
彼らは、勝手に賢くなったり、スポーツの特待生がくるほど勝手に優秀になっているわけではありません。
そこには、隠れた家族の献身があります。
その献身がいいかわるいかの話しではなく、
それがある、というのが事実・現実なんです。
時にそれは、お父さん、お母さんの早すぎる別れ・「死」をまねくこともあります。
スポーツ選手のお父さん、お母さんが若くして亡くなる話というのは少なくありません。
誤解をしてほしくないんですが、
だから、親なんだから、死ぬまでがんばれ!と言いたいわけではないんです。
そこまでしなくてもいいと思っていますし。
きちんと、子どもの発達や育児を勉強されて、実践されれば成果はでる!ということが言いたいんです。
時間がないから朝は菓子パン。
大人しくしてくれるから、ジュースやお菓子を与える。
お腹をすかせて面倒だから、食パンをチンして与える。
こういったケースがめちゃくちゃ多いです。
どうして、グルテンフリーを有名人は実践するんでしょうか?
どうして、糖質制限が注目されるんでしょうか?
健康志向の意識高い系が勝手にやっているだけでしょうか?
そこには理由があるからなんです。
パンに含まれるグルテンは、腸の働きを阻害します。
そして、菓子パン、食パンに含まれる添加物を、排除できずに体に入れてしまいます。
また、この添加物などを出すために、身体の中のミネラルを消費するので、
常に体の中は質的な栄養不足になるわけです。
こういった体に良くないものが脳に行くかもしれず、また、脳に必要な栄養も足りない。
けれど、きちんと睡眠が取れていれば、脳の老廃物は、脳髄液に排出されます。
ただ、さきほども書きましたが、
糖分の摂りすぎは、睡眠の質をさげるんです。
睡眠の質が下がり、脳に老廃物がたまりつづけると「うつ」と呼ばれる、脳が動かない状態になるんです。
発達障害のかたが、うつなど二次障害を引き起こしやすいのはこのためだと考えられます。
「うつ」を治す方法って、じつは食事療法がいいって言われています。
肉を食べ、魚を食べ、野菜を食べ、海の幸を食べる。
難しくないんですよ。
本来、人間が食べていたものを食べるだけ、です。
それだけなのに、菓子パンやめて、
ごはんとインスタントの味噌汁でいいんで、あと、適当に一品にしてくださいっていっても、
朝は忙しくて・・・・とよく言われます。
お米は前日から炊けばいいし、
お湯さえ沸かせば味噌汁が飲めるし、
あとは、漬物でも、納豆でも、休日にスーパーで買っておいてもらって、
すぐに食べられるものにしてくれたらいいのに。
それすら、してくれないご家庭が多いです。
食事で発達障害が治ったら、苦労しねーよ、とおそらく思われているのでしょう。
でも、食べるものが変わることで、発達障害が改善されたという事例はたくさんあるんです。
私がレビューしている本は、こちら。
このあたりは、まずは、目を通してほしいと思います。
余裕があるなら、こちらにも目を通してほしいですね。
こういう食事によって、
発達障害が改善されたという例はあるのに、
なぜか、発達障害は治らない勢が、世の中にはいて、
この食事によって発達障害を改善させる方法というのが、軽視されがちになります。
私は思うんです。
20年ほど前、まだ、私が中学生や高校生だった時、
お菓子・ジュースなどの食べすぎや飲みすぎは体に良くなって常識でした。
ハンバーガーも、良くないっていうのが親には当たり前にあった。
だから、特別な時にだけ、それは出ました。
でも、今は子どもたちは好きな時に好きなだけ飲んだり、食べたりしています。
これ危ないと思いませんか?
そして、きちんと勉強されて、それが危ない、子どもの学力を下げるって知っている人たちは、
食事に気を使い、子どもたちの成績を底上げしています。
わざわざライバルを作りたくないので、
食事については、他のご家庭にアドバイスされないご家族は多いです。
中学校の内申点にしろ、高校にしろ、
相対評価、絶対評価に関わらず、成績の奪い合いですからね、ほとんどは。
絶対評価だとしても、ほとんどの学校で暗黙の成績のつけていい幅はあります。
だから、発達障害のお子さんのことをなんとかしたいと思うなら、
まずは、食べ物のことを、私達が口にする食べ物とはなんなのか、
ということを勉強し、お子さんにとってベストな食事は何か?を考えてほしいんです。
これは、大変です。
100円、200円のお菓子を子どもにあげればいいっていう技が使えなくなりますから。
だけど、食事はここで手を抜くと、
絶対、後で大変なことになってかえってきます。
断言できます。
食事を変えると、発達障害のお子さんの症状は良くなっていきます。
グルテンフリー、糖質制限、
完璧にできなくてもいいんです。
ジュース、菓子パン、食パン、お菓子、これらを、できるだけ減らす。
食べたいときには、添加物の少ない、
賞味期限がその日のうちのような専門店のちょっと高価でちょっと贅沢なものを食べる。
後は、できるだけ、もともと人類が食べていたものを食べる。
率先して食べたほうがいいもの一覧も私はつくっています。
ぜひ、参考にしてください。
次は、睡眠の話をしたいと思います。
ちなみに、お肉はとろとろの脂身じゃなければ、
牛肉、鶏肉、豚肉、できるだけ食べてくださいね。
肉はストレスに強くなる鉄がとれますし、
何より心を強くし、頭も賢くしてくれるとされていますから。