世界の発達障害の研究その73「ADHDのクラスの最年少の子供は、年長の生徒と同じくらい成人期に診断を続ける可能性が高いという話」
今回は世界の科学の記事の紹介。
「ADHDのクラスの最年少の子供は、年長の生徒と同じくらい成人期に診断を続ける可能性が高いことが科学者に明らかになりました」
とのことです。
引用URL
https://www.sciencedaily.com/releases/2023/10/231026222607.htm
研究概要は以下になります。
「ADHDを持つクラスの最年少の子供は、大人になっても、同じ学年の年長の生徒と同じくらい診断を維持する傾向があります。これまで、科学者たちは、低学年の生徒におけるADHDの有効性に疑問を呈し、彼らが同級生よりも成熟していないために診断されるだけだと主張してきました。しかし、この研究は、これらの子供たちが学年の初めに生まれた子供たちよりも、時間の経過とともにADHDの診断を失う可能性が低いことを示しています。」
要は、
学齢が低い時期に発達障害の診断を受けるお子さんたちは、
早生まれほどリスクが高いとされていました。
この場合、
成熟がおいついていけば診断がはずれていくはずですが、
そうはなっていないという研究です。
このあたり、
早生まれのほうが診断リスクが高まる理由と、
成熟してもそのままの傾向がある理由。
さらなる解明が待たれますね。