世界の発達障害の研究その60「漢方と発達障害の改善に関する研究」
漢方が発達障害のお子さんの症状を改善する可能性の研究
日本語タイトル
「自閉症スペクトラム障害の改善における漢方薬の神経伝達物質、抗酸化および抗神経炎症機構の可能性」
英語タイトル
「Neurotransmitter, Antioxidant and Anti-neuroinflammatory Mechanistic Potentials of Herbal Medicines in Ameliorating Autism Spectrum Disorder」
引用URL
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31721693/
今回に限らずですが、
栄養なども含めて、これで発達障害の症状が改善したという研究は、
どうしても「限定的」なものであり、
すべての方に対して効果があると言い切れるものではありません。
発達障害の診断はあくまでも、
診断がベースであり、
その方の何が原因で、そういう症状が出ているのか、
確定診断を行っているわけではないからです。
ただ、この研究にあるように、
「この結果から、ショウガ、アストラガルス・メンブラナセウ、イチョウ、センテラ・アジアティカ、アコウモなどの薬草には抗酸化作用があり、神経伝達物質系に影響を与える可能性があり、神経保護作用がある可能性がある。」
ということです。