世界の発達障害の研究その58「発達障害の症状改善についての漢方の効果の研究」
発達障害の症状改善についての漢方の効果の研究
日本語タイトル
「小児および青年における広汎性発達障害に関連する過敏症に対する羊感散(TJ-54):12週間の前向き非盲検研究」
英語タイトル
「Yokukansan (TJ-54) for irritability associated with pervasive developmental disorder in children and adolescents: a 12-week prospective, open-label study」
引用URL
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23782127/
研究の背景
「日本の伝統医学であるヨクカンサン(TJ-54)は、7種類の乾燥ハーブで構成されています。これは、主にグルタミン酸作動性およびセロトニン作動性神経系に作用することにより、精神障害を治療するための臨床状況で広く処方されています。最近の研究では、TJ-54は認知症患者の行動的および心理的症状の治療に安全で有用である可能性があることが示されています。」
結果および結論
「ABC過敏性/興奮性サブスケール(サブスケール1)は8週間から大幅に改善され、多動性/非コンプライアンスサブスケール(サブスケール4)は12週間で大幅に改善されました。」
「TJ-54がPDDの6?17歳の子供および青年の重度の過敏性/興奮性および多動性/不遵守の治療に効果的で忍容性が高い可能性があることを示唆しています。」
当然ですが、
だからといって、なんでもかんでもこれが効果がある!!ということではなく、
この研究も今後もしっかり調査をしていく必要があるとしています。
これからもこの研究の経過は見ていきたいですね。