世界の発達障害の研究その48「イタリアのお子さんのASDと定型の子の食事と栄養の違い」
イタリアのお子さんのASDと定型の子の食事と栄養の違い
日本語タイトル
「自閉症スペクトラム障害および定型発達中の子供を持つイタリアの未就学児の食事パターンと体重状態」
英語タイトル
「Dietary Patterns and Weight Status in Italian Preschoolers with Autism Spectrum Disorder and Typically Developing Children」
引用URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34836294/
引用
「ASDの子供は、TDの子供と比較して、低脂肪および高脂肪の動物性タンパク質である単糖、加工炭水化物および超加工炭水化物を有意に多く摂取し、野菜や果物の量が少なかった。」
「ASDとFSの子供は、FSのないASDの子供よりも、植物性タンパク質と繊維(健康的な食事に必須栄養素と考えられている)の年間摂取量が有意に低いことを示しました。」
食事で発達障害が治るという言説は、
いちぶの界隈ではとても嫌われます。
また、そういう主張により、
高いサプリメントなどを売っているところもあるでしょう。
けれど、
やはり、こういう研究から食事の大切さもわかります。
高いサプリメントやオーガニックにこだわらなくて私は良いと思っています。
野菜や果実を食べる機会を増やしたり、
ちょっとずつでいいのでビタミンやミネラルの摂取量を増やしたり。
お子さんの様子を見ながら、
こういうところに意識するのは大切かなと思っています。
ぜひ、こういう研究も知ってくださいね。