世界の発達障害の研究その33「「自閉症からの回復はできるのか?」という研究」
「自閉症からの回復はできるのか?」という研究
日本語タイトル
自閉症の子供は回復できますか?もしそうなら、どのように?
英語タイトル
Can children with autism recover? If so, how?
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19009353/
「自閉症スペクトラム障害(ASD)は一般的に生涯続くと考えられているが、3%から25%の子供がASDの診断を失い、認知的、適応的、社会的スキルの正常な範囲に入ると報告されているという証拠をレビューする。」
とあります。
この報告は2008年のものです。
この研究にかかわった1人の方は、
日本で出版された「自閉症革命」の著者の方です。
発達障害は治らない、生涯にわたって続く。
というのは、
一部の人には当てはまらないかもしれませんね。
日本の厚労省のホームページにも、
発達障害の予後についてこういう指摘があります。
「成長とともに改善されていく課題もあり、必ずしも不変的なハンディキャップとは言い切れないのです。もちろん個人差はありますが、「障害だから治らない」という先入観は、成長の可能性を狭めてしまいます。」
障害だから、治らないという先入観は、
成長の可能性を狭めるは重要な指摘ですね。
このことは、私たちはしっかり受け止めておくべきだと思います。