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世界の発達障害の研究その28「自閉症の診断の喪失した人たちの予後の研究」

自閉症の診断を失った人たちは、
定型の発達の人たちに比べてどうなのか。

 

という論文です。

 

自閉症の診断基準を満たさなくなった人たちの予後

 

 

日本語タイトル
「自閉症スペクトラム障害の病歴があり、最適な結果を達成した子供および青年の学力」
英語タイトル
「Academic abilities in children and adolescents with a history of autism spectrum disorders who have achieved optimal outcomes」

 

論文元
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24096312/

 

 

引用
「最適な結果を達成した32人、現在自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症)と診断されている高機能41人、および34人の典型的に発達している仲間のパフォーマンスを、解読、読解、数学的な問題解決、および書面による表現の尺度で比較しました。」

 

最適な結果(OO群)と呼ばれます。
2020年以降は(LAD群)になりますね。

 

結果としては、
「最適な結果を達成した個人の学力は、自閉症スペクトラム障害の診断を保持している個人が何らかの継続的な困難を示している領域でも、典型的な発達能力を持つ仲間の学力と類似していることを示唆しています。」

 

こちらの研究では、
自閉症の診断を失ったグループは、
定型発達と近い能力を示しているということがわかります。

 

 

 

 

日本語タイトル
「ASDの既往歴があり、最適な結果を達成した個人の実行機能」

 

英語タイトル
「Executive functioning in individuals with a history of ASDs who have achieved optimal outcomes」

 

論文元
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23731181/

 

 

引用
「結果は、オブジェクト指向のEFは、HFA患者の間で障害された機能についても、平均範囲内にあるように見えることを示唆しています。しかし、平均的なパフォーマンスにもかかわらず、オブジェクト指向グループとTDグループは、衝動性、セットシフト、問題解決、ワーキングメモリ、および計画の尺度で異なり、オブジェクト指向グループは平均IQが高いにもかかわらず、TDグループの平均以上のEFスコアを持っていないことを示唆しています。」

 

ぜひ、原文にあたってほしいのですが、
こちらの研究では、

 

診断がはずれた人ともともと診断を受けていないグループにも、
差がみられるという結果になっています。

 

こういうこと1つ1つが明らかになればいいなと思いますね。

 

個人的にはどちらの研究も大事な研究だと思っています。

 

 

自閉症であれADHDであれ、
診断されたときはなんらかの要因があったと思います。

 

 

診断がはずれることで、
どの能力は定型発達といわれる人たちと同じくらいになりやすく、
どの能力はなりにくい。

 

こういうことがわかれば、
サポートの方法もわかっていくのではないでしょうか。

 

 

どのような場合であっても、
発達障害は治らないという思い込みというのは、いけないことだと思います。

 

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