世界の発達障害の研究その5「2008年に発表された自閉症からの回復に関する論文」
自閉症からの回復を扱う論文は、
海外のものを探せばけっこうあります。
1つはこれです。
「Can children with autism recover? If so, how?」
探そうと思えば、
全文も読めます。
興味がある方は、
探してみてください。
グーグル翻訳による要約がわかりやすいですね。
「自閉症スペクトラム障害(ASD)は一般的に生涯続くと考えられているが、3%から25%の子供がASDの診断を失い、認知的、適応的、社会的スキルの正常な範囲に入ると報告されているという証拠をレビューする。」
日本では発達障害は「障害」だから治らないという謎の理論がまかり通っていますが、
海外では数%〜40%くらいの幅で、
自閉症の診断を失うという論文は見られます。
こちらは、生後25か月目に「ASD」の診断を受けたが、
すでに「ASD」の症状は見られないのではないか。
という症例報告です。
「Questioning a Previous Autism Spectrum Disorder Diagnosis: Can You "Lose" the Diagnosis?」
引用元
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32251043/
4歳くらいで、
大きな改善が見られたそうで、最後は、ASDの診断を失うことはできるのか?
となっています。
発達障害と診断されたお子さんが、
どんな時でも治る、どんな人でも治る!!
とするのは、無責任だと思います。
ですが、絶対に治らない!!
というのも同じくらい無責任だということがわかります。
発達障害については、
いろんな文献や論文を読みながら、冷静に議論することが大事かなと思います。
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