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【最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門】入門|発達障害改善の希望

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門のレビュー

 

 

ついに出ましたね。
発達障害と食事の関係、
どうして、食事を改善することで発達障害が改善するのか?

 

実は、食事の改善は発達障害だけを直接治しているわけではありません。

 

溝口徹先生のこの本の28ページに、溝口徹先生自身がこのような言葉でつづっています。

 

 

私の中で、「オーソモレキュラーは、人が本来持っている機能をサポートする、すばらしい治療法である」という確信を持つようになりました。

 

 

発達障害の方は、腸をはじめとした栄養を吸収する臓器の働きが弱く、
普通の人なら、そこではじき出してしまう良くない栄養素も吸収してしまい、
体調を崩したり、脳などの部分に正しく栄養がいかなかったり。

 

そういう指摘はされていました。

 

そして、一部の発達障害の子どもを支援する、治療する先生方の中に、
脳の機能というのは、回復する、と指摘する方がいます。

 

回復する、というのは、動かなかった機能が動くようになる、ということではありません。

 

使っていなかった部分に脳が新しい回路をつくり、
できなかったことができるようになる、という脳の機能がわかっているんです。

 

そして、そのためには、「脳を元気にする」必要があると言われています。

 

詳しくは、私もレビューしている、『活かそう!発達障害脳』を読んでいただくとわかります。

 

活かそう!発達障害脳

 

 

つまり、身体を元気にすることで、
人間の持っている本来の力を引き出し、身体の不調を取り払っていく。

 

それが、オーソモレキュラーという方法です。

 

ちなみにですが、
この本を学んでも、自分で「オーソモレキュラー」ができるわけではありません。

 

避けた方がいい食事や食品は少しはわかりますが、
この本で書かれているのは、いかに食事と身体の関係が深いか、がわかる本です。

 

私は塾という教育サービスの現場で、
食事についての指導をさせていただくことがあります。

 

しかし、多くの方は、半信半疑、ということで、
きちんと実践していただけないことが多々ありました。

 

非常に悔しい思いをしていたことを思い出します。

 

この本を読んでいただければ、
発達障害だけではなく、身体の不調が、食事の改善によって治るという事実に気がついてもらえると思います。

 

また、溝口徹先生は、食事だけではなく、
サプリメントを摂る重要性も伝えてくれます。

 

実は、栄養の適正量は個人によって違うのです。

 

国が認める基準を満たしていれば大丈夫な人もいれば、
そうではない人もいるんです。

 

その人その人の栄養の適正量は、溝口徹先生のような「オーソモレキュラー」療法に、
きちんと精通している人などに検査をしてもらわないとわかりません。

 

この本で、身体の不調のすべて、
発達障害の全部が解決するわけではありません。

 

 

けれど、一生付き合うしかないという発達障害の、
その解決の糸口がある、ということは私たちに勇気を与えてくれると思いませんか?

 

 

私がこの本で驚いたのは、すでに、1950年において、
精神的な病気が栄養の補給によって改善するということ、そして、それが権威のある医者たちによって、
握りつぶされていたこと、です。

 

2018年の今になっても、
栄養の、食事の改善によって、精神的な病気も治る、ということは、認められていません。

 

 

それどころか、『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』藤川徳美先生のように、
もう医学論文よりも、有志の医師の方の本が最先端の医療知識があると指摘する人さえいます。

 

栄養と食事。
本来の人間の力を取り戻すことで、身体の不調は治る。

 

 

この当たり前のことを、権威のある医師ほど認めたがらない。

 

この事実が、1950年からあることに、私は驚きました。

 

 

確かに私たちは、薬が欲しい、という部分はあります。

 

何が体の不調があっても、薬を飲むことで治す。
「薬」という魔法が欲しいんですよね。

 

日露戦争の時に、日本軍(陸軍)で脚気が流行り、
軍医であった森鴎外らの反対で、パンを食べることが反対され、爆発的に脚気が広がった。

 

というのは、教科書で習うことですよね。

 

あれだけ、自身の内面を掘り下げられる頭脳を持った森鴎外ですら、
おそらく、感覚的に食べ物で病気が治る!というのは、受け入れがたかった。

 

 

頭が良い人ほど、その事実を受け入れがたいのかもしれません。

 

 

でも、この本で、取り上げられているこの言葉を誰も否定できないのではないでしょうか?

 

「あなたは、あなたが食べてきた食べ物そのものである」

 

あなたは、あなたが今まで食べてきたものでできている。ということです。
それを誰も否定できないと思います。

 

そして、これも否定できますか?

 

「未来の自分は食べ物で変えることができる」

 

脳科学者の澤口俊之先生も、
2003年から、一貫して、発達障害と食事の関係を伝えています。

 

NPO法人を立ち上げ、自身も発達障害のお子さんを育て、
日々、多くの相談を受けているやまもとまゆみさんも、食事を取り上げています。

 

私がサイトで紹介している、

 

アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル
ASミラクルナビ

 

も多大なページを割いて、発達障害と食事の関係、改善の仕方、を説明します。

 

もういい加減認めませんか?

 

発達障害と食事の関係は深いつながりがあるんです。

 

そして、それはたまたま発達障害と診断されるような形で表面上に出ているのであって、
根本的な解決には、自分の身体そのものを健康にしていかないといけないんですね。

 

では、この本の3つの特徴を書いていきます。

 

 

1、Yくんの話

 

 

この本には思った以上に、
発達障害の治療の実践例が載せられています。

 

Yくんは、溝口徹先生の説明を10歳ながらきちんと理解し、
食事を改善していくことで、発達障害の症状の改善が見られたそうです。

 

さらに、自分の意志で、スナック菓子なども食べなくなったそうです。

 

私にも似た経験があります。

 

食事と、学校での急な腹痛などの関係を説明させていただいた中学2年生の女の子がいました。

 

その子は、1年かけて、食事を改善していって、
見事、志望校に受かりました。

 

その子も、自分でお菓子やジュースを飲まないようになりました。

 

食事の改善で体の不調、心の不調を取り払うと、
未来の自分のために子ども自身が考え、行動できるようになります。

 

目の前の楽しさや美味しさに心が奪われなくなるんですね。

 

マイルドドラッグとも言われるお菓子の中毒症状と「さよなら」できたともいえるでしょう。

 

この話には、食事の改善の大切さと、
食事を改善すると、子ども自身が自立(未来の自分を考えること)と自律(未来のために今の自分の行動を決めること)ができるようになるという希望が見えてくるんです。

 

2、Kくんの話

 

 

Kくんは、Yくんよりも、深刻でした。
すでに、2歳の時から、発達の遅れが指摘されていたのです。

 

しかし、お母さんが、溝口徹先生の本を読んでいたことから、
溝口徹先生のクリニックを受診し、普通学級に通えるまでになりました。

 

Kくんの状況の詳細は、実際の本を読んでいただくことにして、
Kくんが、普通学級に通えるほどになったのは、お母さんの勉強のおかげだという点です。

 

私が感動するのは、
このYくんの親御さんも、Kくんの親御さんも、
お子さんの事を諦めず、調べて調べて、溝口徹先生にたどり着き、お子さんの治療に至ったということです。

 

お子さんの発達障害が治ってほしい。

 

それは、発達障害のお子さんを持つすべての人に共通することだと思います。

 

でも、願うだけで、終わるのか?

 

この2人の親御さんのように、諦めずに学ぶことで、
お子さんを助けられる知識・知恵・方法を見つけるのか?

 

私はとてつもなくこの差は大きいと思います。

 

この2人の改善の話は、
私たちにどう生きるか、親としてどう振る舞うかを教えてくれます。

 

 

3、鉄

 

藤川徳美先生の本を紹介させてもらいましたが、
やはり、現代の心の病の多くは、「鉄」不足、だということがわかります。

 

不妊、うつ、不安障害。

 

これらは、「鉄」不足が原因だということがわかります。

 

そして、この「鉄」不足は女性に多いんですね。

 

女性特有の生理的な現象で、どうしても、血が出てしまいます。

 

だからこそ、「鉄」不足が起きやすい。

 

そして、そのせいでイライラしやすく、子どもにそのイライラが伝わる。

 

親のイライラは、子どもも受け取りますし、
親のイライラが、子どもの脳を変形させることもわかっています。

 

つまり、「鉄」の大切さを理解することは、
お子さんのためだけではなく、あなた自身の心の安定にもプラスなんです。

 

そして、あなた自身の心が安定すれば、
お子さんの心も安定し、脳も正常に成長していきます。

 

「鉄」の大切さをきちんと理解すること。
これが、発達障害のお子さんを持つ親としてとても大事なことだと、
私は学ぶようになりました。

 

ぜひ、あなたもこの本で、「鉄」の大切さを学んでください。

 

 

デメリットはある??

 

 

これを読むことで、
あなたが正しいオーソモレキュラーを「行う」ことができるわけではないということです。

 

あくまで、これは『入門』であり、
オーソモレキュラーとは何か?ということがわかる本です。

 

これで、オーソモレキュラーを実践できると思ったら、
それは、間違っている、といえます。

 

 

買って良かった??

 

溝口徹先生の本は、すべて買って良かったと思える本です。

 

特に、発達障害のお子さんを持つ方や、
私のように発達障害のお子さんと接したりすることが多い人は、
オーソモレキュラーの凄さと、お子さんが良くなるという希望を持てると思います。

 

栄養療法を自分で実践したいなら、
この本よりも、同じ溝口徹先生の本である『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』がいいと思います。

 

2週間で体が変わるグルテンフリー健康法

 

身体が本来の力を取り戻せば、
身体の不調は、発達障害も含めて回復する。

 

そんな希望が持てる本になっています。

 

発達障害だけではなく、
表紙には、がん、うつ、不妊、慢性疲労にも、オーソモレキュラーは効果があるとしています。

 

特に精神的な疾患で、
精神科の先生に治せなくて、悩んでいる方、諦めている方。

 

そんな方に、希望を与えてくれる本だと思います。

 

私は、YくんとKくんが回復していく様子に、希望をもらいました。

 

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 [ 溝口徹 ]

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