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【長生きしたけりゃパンは食べるな】〜発達障害改善のためのグルテンフリーの入門書

【長生きしたけりゃパンは食べるな】〜発達障害改善のためのグルテンフリーの入門書

 

グルテンフリーのための入門書。
それが、【長生きしたけりゃパンは食べるな】です。

 

 

著書データ

 

タイトル:『長生きしたけりゃパンは食べるな』
著者:フォーブス弥生 監修:稲島司
出版社:SBクリエイティブ株式会社
出版年:2016年11月15日

 

 

名前が衝撃的、インパクト狙いなので、
グルテン食べるな!食べたら死ぬよ!みたいな、極端な思想の本ではないか、
と、身構えていたんですが、読んでみると非常にとっつきやすい本でした。

 

 

いきなり、グルテンをゼロにはできないから、
できることからやっていきましょう、という本当に、これからグルテンフリーをしていこうという方への、優しい入門書となっています。

 

 

タイトルが刺激的なのは、
まだまだこの国のグルテンフリーに対する認識は広がっていないので、
手に取ってもらう確率を上げるために、こういうタイトルにしたんだと思います。

 

 

グルテンフリーに関する本を読んでいて、
私が「凄いな」と思うのが、グルテンフリー以外にも言及していることです。

 

 

例えば、この本なら、
日本人の8割が牛乳に対してアレルギー反応を示す、という話を書いてくれています。

 

私も、牛乳やヨーグルトをとらなくなって、
お腹の調子が安定するようになりました。

 

ですが、痔になったときだけは、
高いヨーグルトを飲んだり、食べるようにしていました。

 

 

私が知識こそ宝だと思っていますが、
その理由が、●●をしてはいけないっていう話があったとして、
盲目的にそれを信じて、頑なにそれしかしない、または、何かをしないっていうのは、
逆に、ストレスを貯めたり、より良くない結果を生むと思うんです。

 

 

だから、この本のように、
多角的に、多面的に知識を与えてくれる本というのは、知識を得るためにもいいですし、
この本を読んだ後、グルテンフリーをしていくための具体的な生活の仕方も見えてくると思います。

 

 

もちろん、グルテンをいきなりゼロにはできないので、
時には誘惑に負けてもいいと思います。

 

 

負けてもいいし、
できるだけ我慢しなくてもいい方法も書いてくれています。

 

 

意思が強い人も、
意思がそこまで強くない人も、
発達障害の改善にはいいと思っていても、なかなかグルテンフリーができない人でも、
どんなステージにいる人が読んでもヒントをもらえる本。

 

 

私は、そんな風に思ったんですね。

 

 

この本は、これでもかというグルテンフリーの時に、
壁になってくるものに、ひとつひとつ答えをくれます。

 

 

ビールが飲みたい?だったらこれです。
居酒屋に行きたい?だったらこれです。
ケーキが食べたい?じゃあ、この方法です。

 

と、1つ1つの、グルテンフリーできないよ〜!

 

という意見に回答をくれる凄い本です。

 

それは、おそらく、著者のフォーブス弥生さんが、
自分自身が本当にパンやグルテンを含むものが好きだった!っていう話につながるんだと思います。

 

 

自分が好きだったからこそ、
グルテンフリーを実践する人の苦労がわかる。

 

 

だから、1つ1つ丁寧に、こうできるよ、こんな方法もあるよっていう、
優しいアドバイスがいくつも詰まっているんだと思います。

 

 

では、この本の【長生きしたけりゃパンは食べるな】の凄さを3つに絞って、紹介したいと思います。

 

 

1、読みやすい

 

グルテンフリーを実践するための本。
医師が書いたグルテンフリーの本。

 

そういう本は増えてきています。

 

ただ、理屈っぽかったり、
データが豊富に乗ったり、学術的な話が多くて、
事実や科学的な根拠は多く書かれているんですが、読みにくい印象が強いんですね。

 

この本は、
医師の稲島司先生が監修し、
書いているのは、フォーブス弥生さんです。

 

ご自身も、パンなどのグルテンを含む食べ物が大好きで、
それを、克服された過程を交えながら、読みやすくグルテンを含む食品の怖さや、
これからグルテンフリーを実践するための心構えなどを伝えてくれています。

 

 

2、身体に優しい生き方

 

グルテンフリーを実践する本だと紹介していますが、
せっかく、グルテンフリーを実践しても、そのほかの部分で、
身体の老化を早めたり、身体の不調の原因となる生活をしていたら意味がありませんよね。

 

 

グルテンフリーだけではない、
身体に優しい生き方を教えてくれます。

 

 

私は、P145ページにある、
電子レンジによる再加熱は、身体への負担になるという記述は、驚きました。

 

毎日のように、電子レンジを使っているからです。

 

すぐに、蒸し器を購入し、
電子レンジを使って過熱をしない生活の仕方を実践するようにしました。

 

このように、フォーブス弥生さんの、
できる限りの知識を詰め込んでくれていますので、手に取りやすい本なのに、
その中身は、とても濃いです。

 

 

3、具体的なメニュー

 

グルテンフリーを実践するための、
具体的な一週間の食生活をきちんと書いてくれています。

 

医師の人が、知識を書くという本は多いんですが、
この本は、実際に著者の方もグルテンフリーを試行錯誤されながら実践し、
多くの人にアドバイスをしてきた経験から、どこに壁があるのか、がわかっているんですよね。

 

  • どういう壁があるのか、
  • どういう食べ物、飲み物は飲みたくなるのか、
  • どこでみんな足踏みをしてしまうのか、

 

それら1つ1つに、
こうできるよ、こうしたらいいよ、そういう1つ1つ丁寧な回答と、
そして、そのまま真似をすれば、すぐにグルテンフリーができる1週間の食事のメニューまであります。

 

 

著者の方の本気を感じられる1冊です。

 

 

そうはいっても、デメリットはあるのか?

 

【長生きしたけりゃパンは食べるな】のデメリットは、
タイトルで、偉そうな人が書いた本かなと思ってしまうことでしょうか?

 

 

読めば読むほど、
丁寧な内容と書き方で、フォーブス弥生さんが、
本当に、私たちにグルテンフリーを実践できるように考えてくれたんだなと思える本です。

 

衝撃的なタイトルと表紙で、
食わず嫌いを起こす可能性があるかなと思いました。

 

 

読んでよかった?

 

このレビューを書いている今は、2017年10月30日です。

 

実は、私は、この本を数か月前には入手していたんですが、
実は読んでいませんでした。

 

 

なぜかというと、タイトルを見て、
グルテンフリーを実践するための本としては、
ちょっと劣るんじゃないか、ということで、
溝口徹先生の本とかを優先して読んでいたんですね。

 

 

それは、間違いでした。

 

 

もちろん、溝口徹先生の本もすごくいい本です。

 

でも、この本も負けてはいませんし、
なにより、明日から、グルテンフリーを実践したいっていう人には、こちらの【長生きしたけりゃパンは食べるな】のほうが、実践しやすいと思います。

 

 

やっぱり、きちんと本を買って、
きちんと自分の目で読むことは大事ですね。

 

 

フォーブス弥生さんって、あまり知らなかったな・・・・

 

 

そんな印象から、読むのが遅れてしまいましたが、
ほんと、後悔した本です。

 

発達障害の改善のために、
本当はもっともっとたくさんの人に読まれるべき本があるのに、実際は知らないまま。

 

それを防ぐために、私はこのサイトを立ち上げたのに、
この本をずっと読まなかったのは、反省するべきことだと思いました。

 

 

私が1日でも早くこの本をレビューしたら、
もしかしたら、1人でも、多くの人が、グルテンフリーを実践し、
体調不良を治せたかもしれない。

 

ADHDやアスペルガー症候群といった自閉症の症状が、緩和されたかもしれない。

 

 

そう思うと、少し悔しくなります。

 

 

それくらい、具体的で、明日からでも、
グルテンフリーを実践するための第一歩が踏み出せる本です。

 

 

最後に、この本で、私の最も印象に残ったフレーズを紹介します。
P39ページに紹介されています。

 

「You are what you eat.」

 

直訳すると、あなたが食べる何かがあなたです。

 

言い換えると、「食べ物があなたをつくる」ということです。

 

 

それは、当たり前のことですよね。

 

あなたには、

 

肥満
肩こり
高血圧
脳の疾患
アトピー
アレルギー
吐き気
糖尿病
腹痛
頭痛
肌荒れ
メタボ

 

そして、
ADHDや自閉症(アスペルガー症候群や自閉症スペクトラム障害)

 

 

これらのことで悩んでいませんか?

 

もしかしたら、この本、【長生きしたけりゃパンは食べるな】を実践すれば、
あなたのその悩みから解放されるかもしれません。

 

 

長生きしたけりゃパンは食べるな (SB新書) [ フォーブス 弥生 ]

 

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