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医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣のレビュー

医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣のレビュー

 

タイトル:医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣
著者:宮島賢也
出版社:中経出版
発行年:2012年9月25日

 

本の内容も素晴らしいんですが、
精神科の医者が「薬」を使わずに、「うつ」を脱出した。

 

さらに、

 

薬で「うつ」は治らない。

 

 

とはっきり言ってしまった、
かなり、衝撃的な本でした。

 

 

自分自身が「うつ」になったおお医者さんが、
自分がどように「うつ」を脱したかを正直に書いた衝撃の1冊。

 

 

 

これを読んでいて、
「うつ」を改善させる薬っていうのは、
脳神経の神経伝達物質のバランスを改善させるものなんです。

 

 

そして、精神科医が、
「うつ」を改善させるために注目するのが、
脳神経の神経伝達物質の乱れ、なんだそうです。

 

 

ですが・・・・

 

 

そもそも、なぜ、脳神経の神経伝達物質のバランスが崩れるのか、
ここを解決しないと、結局、体の中の神経伝達物質のバランスは乱れ続ける、
薬を飲み続ける、の繰り返しになってしまいます。

 

 

結局、脳内の脳神経の神経伝達物質のバランスが崩れるのは、ストレスがあるからですよね。

 

 

そのストレスの元を解消させる方法を知っていないと、
ずっと、「薬」に頼ることになってしまいます。

 

 

私たちは、「薬」というと、
病気や傷を根本的に治癒するものだと思いがちです。

 

 

私は、つい最近、「痔」になって、
薬を処方してもらいました。

 

 

その薬は、私のお尻にできてしまった、「痔」を治してくれました。

 

 

汚い話で、申し訳ありませんが、
ほぼ、完治という状態になりました。

 

 

 

それに対して、風邪薬、というのは、
風邪そのものを治す薬ではなくて、
風邪の症状を抑える薬なんですね。

 

もちろん、風邪がなるべく早く治るために、
必要な栄養も入っていたりするわけですが、
「風邪の諸症状にすぐに効く」っていうCMなどで聞く謳い文句は、
きちんと読み取ると、風邪のために熱が出たりする症状を抑えるということなんですね。

 

 

風邪のために熱が出るのは、
身体が熱によって、風邪のウイルス、菌を倒そうとしているんですよね。

 

 

その体の反応が、
私たちのつらいという感じる症状になっています。

 

 

実は、薬というのは、
その症状を根本的に治すものと、
私たちが感じる具合の悪さという症状を緩和するものがあるんですね。

 

 

「うつ」や「発達障害」の症状を改善させる薬というのは、
簡単に言ってしまえば、脳の神経伝達物質のバランスを整えるものです。

 

 

だから、症状は改善させるんですが、
根本的な解決にはなりませんし、薬を飲み続けなくてはいけなくなってしまいます。

 

 

もちろん、薬を否定しているわけではありません。

 

 

ただ、薬をもらって、発達障害の改善への道のりが『終わり』というわけではないんです。

 

発達障害の改善への道のりと、
「うつ」を薬を使わずに治すっていうのは、私はすごく似ているなと思っています。

 

 

私は最近、心技体という3つの軸を意識して改善していけばいいと考えているんですが、
この本でも、この3つの軸の改善が基本になっていると感じます。

 

 

 

 

では、この本の3つの特徴をピックアップしたいと思います。

 

 

1、7年の体験談

 

 

宮島賢也さんのすごいところは、
医学書とか薬に頼らずに、「うつ」を消し去った!って言っちゃうところです。

 

 

宮島先生はご自身が「うつ」になったときに、
主治医の先生に「一生薬を飲めばいい」と言われたそうです。

 

 

それは、そうかもしれませんが、
一生、薬を飲み続けるというのは、
ある意味で、一生治らないよ、と言われているようなものです。

 

 

だから、宮島先生は、
根本から治さないと治ったとは言えないとして、
「薬」に頼らずに、「うつ」を治すといった道を選ばれます。

 

 

そして、実際に、「うつ」を自分の体から消し去ったそうです。

 

この宮島先生の発見と、
うつヌケへの道が知れるのは大きいですね。

 

2、「考え方」を変える

 

 

人間というのは面白いものですが、
「考え方」を変えると、世界が変わります。

 

 

私もそうでした。

 

 

発達障害って治らないって思ってました。

 

 

まわりが理解してあげるしかないっていう、
傲慢な考え方をしていました。

 

でも、自分で他に方法があるんじゃないか、
そう考え方を変えて、勉強すると、今では「治る」と思うようになりました。

 

 

「考え方」を変える大切さを、
この本は教えてくれます。

 

 

3、実践方法がわかりやすい

 

できるだけわかりやすく、
できるだけ簡単な文章で、
できるだけ誰にでもできる方法で、

 

実践方法がわかりやすく載っています。

 

人によっては、
なんだよ〜、そんなことかよ〜、と思う人がいるかもしれません。

 

 

でも、
実際、心の問題、発達の問題、脳の問題というのは、
案外、簡単なところに解決方法があるものです。

 

 

なんだ、そんなことか。

 

 

そんなことというのものをどれだけ意識できるか。

 

 

それが大切なんですね。

 

考え方の変え方。
栄養の取り方。
自分の「好き」の伸ばし方。

 

 

心技体という3つを伸ばしていく、
私の考えとも一致します。

 

 

根本的に心の問題を解決していくには、この3つが大切なんですね。

 

そして、心の問題は、脳の問題です。

 

 

この「うつ」の解決方法は、
発達障害の改善への道のりと似ていると私は感じています。

 

 

デメリットは??

 

 

宮島先生は、できる限り難しい言葉を使わずに、
わかりやすく伝えようと苦心されてつくられたと思います。

 

その分、

 

そんなこと知ってるよ、
なんだよ、そんなことかよ、

 

と感じるところもあるかもしれません。

 

 

劇的な、画期的な、見たこともない、
解決方法を探しているなら、それは期待しない方がいいでしょう。

 

 

買って良かった??

 

 

私は、お医者さんの中に、
「薬」をつかって、「うつ」の症状が改善されても、それは「治った」とは言わない。

 

そう正直に言ってくれる人がいたことを嬉しく思っています。

 

 

お医者さんが、「薬」に頼らずに、

 

これまでの考え方、食習慣、自分を見直して、人間関係を改善していく。

 

 

そうやって、心を楽にさせていく道のりを読むとき、
自分が見えている世界が変わっていきます。

 

 

「薬」に頼らずに改善させることの大切さや、
「薬」よりも、大事なこと。

 

 

これからの時代を生きていく上で大切なことを教えてくれます。

 

 

それは、「考え方」を変えていくということと、
自分の心の声を聞く方法を知るということです。

 

 

私はお子さんの発達障害の改善を目指す場合、
家族を生きなおす必要があると何度もこのサイトで書いてきました。

 

 

それは、「考え方」をお子さんだけではなく、
お父さん、お母さんが買えていく必要があるということです。

 

その大切さが伝わる1冊だと思っています。

 

 

現在は、文庫版も出ています。

 

医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣 (中経の文庫) [ 宮島賢也 ]

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