「めっちゃ」って使うやん!ってそこじゃないよ!っていう話
「めっちゃ」の使い方であったあれこれ!
ADHDの症状が強く出ているこころさん(仮名)
塾の授業中で眠くて寝てしまったり、
みんなにお菓子の差し入れをすると、中学2年生なんですが、
「もっと、食べたい」と駄々をこねてしまう女の子です。
お菓子大好きで、
お菓子がない日があると、「なんでないの?」といつも怒り気味に聞いてきます。
そんなこころさんが、ある日、私に言いました。
「先生って、めっちゃ笑い方変やんな」
と。
で、私は返しました。
「めっちゃ、まで言わんでええやん。それは言い過ぎやん」
と。
この時点で、教室は爆笑。
自分より上の人の笑い方が変っていうのは、失礼な話ですよね。
それに、「めっちゃ」までつけているんです。
まわりは、そのやり取りを理解してくれて、きっちり、私の返しで笑ってくれました。
ですが、こころさんは、真面目な顔で、
「なんで?なんで?みんな笑ってんの?
だって、『めっちゃ』って言葉、みんな使うやろ?」
と。
私は言いました。
「いや、そこじゃない。」
と。
また、みんな、爆笑でしたが、
こころさんひとりだけは顔に???が並んでいました。
根はとてもいい子なので、こころさんは、天然な子ということで、まわりに許されています。
ADHDのお子さんのよくあるエピソードでした。