発達障害を取り巻くいろいろな問題とは??
発達障害を取り巻くいろいろな問題とは??
1、全ての人がなんらかの脳障害による発達障害を持っている事実
よく「個性」という言葉を耳にしますが、
どの人も、あれはできるけど、これはできない。
これは人よりできるけど、あれは少し苦手。
ということがあると思います。
生物の不思議ですが、
実は、生物というのは、遺伝が完ぺきな状態で伝わらないそうなんです。
どこかに欠陥があって、
それはどんなに優秀な遺伝子とされるものでもそうらしいです。
それは、種の保存の過程で培われた知恵なんですね。
欠陥とされる遺伝子を持つ種がいたほうが、
結果、優秀とされる遺伝子を持つものを超えてしまうことがあるんんです。
例えば、恐竜のいた時代、
恐竜はどんどん大きく進化したわけですが、
大きくなれなかった種もいたわけです。
でも、大きくなれなかった種が、
気候の変動で生き残ることができた。
その時までは、
劣等種だったはずが、大きな環境の変化で、
一気にそんな生物しか生き残れないようになったんです。
こういうことがあるために、
遺伝の中で、正常に伝わらないところ、逆に、よりよく伝わるところ。
のように、まんべんなく遺伝するのではなく、凸凹で遺伝するように、生物というのはなっています。
だから、すべての人が、探そうと思えば、発達障害に該当する部分があって、それは当然のことなのです。
発達障害という言葉の響きが何か特別なように聞こえますが、
全然、そうではなく、普通に誰しもの脳に起こっているんです。
だから、調べていく中で、
発達障害だと、診断される人よりも、
ボーダーラインより少し下。
ぎりぎり発達障害だと診断されない人のほうが、生きにくいとされています。
人間も生き物である以上、
そのことを踏まえて、発達障害のことは全員が知っておく必要があると思います。
2、女性の発達障害のほうが深刻な問題になりやすい
元々、発達障害の割合は、男性3:女性1、とされていたそうです。
が、近年、女性も男性と同じくらいの割合で、
発達障害とされる人が混ざっていることがわかってきました。
男性の場合、多動など、
割と、「あ、自分の子はおかしい」と気づけるそうですが、
女性の場合、小さいときは、わかりにくいそうです。
特に、同調する力は、生まれ持って女性のほうがあるそうなので、
空気を読んでしているわけではなくて、みんなの真似をする中で、
小さい頃は、発達障害が目立ちにくい子が、女の子には多くなるそうです。
しかし、中学生に上がるにつれて、
理解できないこだわり
いつまでも、女性らしさを身に着けない
忘れ物が多い
女の子同士の輪に入れない
授業中に立ち歩く
といった問題が出てきます。
なぜ、嫌われているのかわからない。
今まで、普通に女の子のサークルに入れていたのに、疎遠にされる。
中学生になって問題行動を担任の先生に指摘されることが増えた。
これらの問題が出てくるようになったら、
女の子の発達障害を疑ってください。
小学校までは、割と普通だった、ということから、
中学校でのストレスとか、
思春期特有のストレスといった判断がされがちでした。
しかし、近年、女性の発達障害の問題ということがわかってきています。
女の子として、未熟なままな場合は、
発達障害を疑いましょう。
3、はじめの一歩目がわからない
サイト管理人が調べていくと、
いくつかの自治体では、
小学校まで、
小学校から高校まで、
高校以上から社会に出るまで、
というように段階毎に、発達障害の相談場所を変えている都道府県があります。
このように発達に応じて、というよりも、
この3つくらいで、まわりの環境が激変するので、
受けるべき支援が変わってきます。
小学校までで、
発達障害が気づくことができれば、かなりラッキーで。
育て方に気をつければ、発達障害をかなり改善できます。
逆に、中学、高校で見つかった場合は、
まわりも気を使いますし、非常に支援しにくいといえます。
もうすぐ、社会に出るという段階であれば、
社会で、どういう行動が人をいらだたせたりするのかの、
トレーニングを受けることができます。
発達障害だと分かった時点の年齢で、
やるべきこと、まわりができることが変わってきます。
なので、はじめの一歩がわかりづらいというのがあります。
管理人としては、発達障害の本を10冊ほどと、情報商材と呼ばれる電子書籍を1冊くらい読めば、
どの年齢でも対処できるかなと思っています。
このように、発達障害に関しては、まだまだ取り巻く問題が多々あり、
できるだけ、自分で解決できるものは解決するということも大切だと考えます。