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お子さんの趣味の前に、お父さん、お母さんたちの趣味を!

 

お子さんの趣味の前に、お父さん、お母さんたちの趣味を!

 

発達障害のお子さんの、
何割かは、愛着障害だと言われています。

 

なぜかというと、
愛着障害と発達障害の症状はよく似ている、
もしくは、子どもの心の中は全く違っても、
表面上に出てくる問題は、発達障害に近いためです。

 

 

だから、専門家ですらも、愛着障害か発達障害の違いに気がつくことができません。

 

 

愛着障害については、岡田尊司さんの本が詳しいので、
私もレビューしていますし、参考にされてください。

 

 

 

愛着障害を乗り越えるためには、
きちんと専門書を読み、ふさわしくない子育てをしない、ということが大切になります。

 

 

といっても、そう簡単に、本に書いてあることや、専門家が言うことを実践できれば、苦労はしませんよね?

 

 

私は、お父さんとお母さんが趣味を持つこと、
もしも、片親であれば、お子さんと共通の趣味を持つこと。

 

 

これが大事じゃないかなと思います。

 

 

私の話をしますね。

 

 

私の家族も、ちょっとした機能不全家族だったかもしれません。

 

 

あまり裕福な家庭ではありませんでした。

 

  • 雨漏り
  • トイレのカギがない
  • 弟と同じ部屋

 

 

というかたちで、ずっと家を出たいと考えていました。

 

 

私も弟も、家が嫌いでした。

 

 

でも、すべて家が嫌いだったかというと、
そうでもありませんでした。

 

 

私達、家族は、いがみ合うこともありましたが、
一緒に競馬を見て、予想し、その瞬間だけはとても仲が良かったのです。

 

競馬は毎週あります。
家族も、毎日いろんなことがあります。

 

いろいろあっても、
競馬だけは一緒に楽しくできました。

 

 

父親と京都競馬場にいったり、
弟と一緒に、名勝負といわれるスペシャルウィークとグラスワンダーの有馬記念を見たり。

 

いろんなことはありましたが、
競馬という遊びで、私達はつながっていました。

 

 

きっかけは、私がダービースタリオンという競馬ゲームにハマったことです。

 

 

私がゲームの競馬にハマったことで、
父親と母親がリアルの競馬にハマりました。

 

 

ハマったといっても、家計を圧迫するほど、
馬券を買ったわけではありません。

 

 

ちょっとしたお小遣い程度を買うだけ、
私が大学生になり、アルバイトでちょっとお金があったころから、
私も、1000円、2000円を買うようになりました。

 

 

私自身、フリーターを経験したこともありますし、
弟も不良になりかけたり、色々ありました。

 

 

弟は、家出して、愛知県で警察に保護されたこともありました(笑)

 

一歩間違えれば、反社会的な何かをしていたかもしれません。

 

けれど、そうならずに、踏みとどまれて、
家族はやっぱり大事だと思えるようになったのは、
共通の楽しみがあったからかな、と思えます。

 

 

自分が家庭を持ち、
今の嫁と夫婦になって、
私達は一緒にいるけれど、家では好き勝手なことをしていました。

 

夫婦。

 

というよりも、共同生活に近かったです。

 

 

でも、今は、めっちゃ仲良しです(笑)

 

 

それは、PS4を買って、
一緒にゲームをし始めてからなんですね。

 

これは、私がいる塾で子どもに教えてもらいました。
あと、ゲーム好きなお父さんとかにも、教えてもらいました。

 

龍が如く
ホライゾンゼロドーン
コールオブデューティー
マインクラフト

 

いろいろ手を出して、

 

 

今は、地球防衛軍5を一緒にオフラインでプレイしています。

 

この人気ユーチューバーの兄者弟者さんのにハマったんですよね。

 

これを楽しみに1週間乗り切ろう!

 

 

みたいな形で、平日は、ラインで「EDF!」なんて、やり取りしながら。

 

 

夫婦の時間が増えると、
夫婦の時間が楽しくなります。

 

 

人間の脳って、今ある状態を継続しようとするそうです。

 

 

つまりは、今ある状態に慣れようとする、ということです。

 

 

私が嫁と夫婦の楽しい時間を持とうとすればするほど、
夫婦の時間は楽しいという状態を脳が継続してくれるので、楽しくなっていくんですね。

 

 

受験勉強をやる気になれない学生に、
ほとんどの受験経験者が、とりあえず、勉強してみるのがコツと答えます。

 

 

やる気がなくても、やっていくうちに、
その状態を維持しようと脳が勝手にがんばってくれるんですね。

 

 

私がたくさんのお子さんを見てきて、
塾で伸びるお子さんの家族って、共通の趣味があったりします。

 

多いのが、お父さんと息子で、おんなじゲームをやっているんですね。

 

 

今までだと、

 

パズドラ
アンチャーテッド
モンスターハンター

 

で、マインクラフト!

 

 

で、お父さんがやってた、妹がハマった、お父さんと約束して、一緒にやる!

 

 

そんな家族の場合、お子さんの成績は上位で安定しています。

 

 

 

どれだけいい環境をつくってあげられるか。

 

 

子どもの成長って、そこなのかもしれません。

 

 

お父さん、お母さんが、
大好きな趣味を持てば、お子さんもそれに興味をもつと思います。

 

もしくは、お子さんが大好きなことに、
お父さん、お母さんがチャレンジしてみることも大事かもしれません。

 

 

楽しいこと。
夢中になれること。
好きだと言えること。

 

これらをもつと、無理にコミュニケーションしようとしなくても、
勝手に話し出してしまいます。

 

 

まさに、私が過去レビューした「光のお父さん」のように。

 

 

人はいつからだって、やり直せるし、変わっていける。

 

 

それは、つらいこと、苦しいことばかりじゃありません。

 

 

新しい「遊び」に夢中になって、
その夢中になった喜びをお互いに語り合う。

 

これも、大事なことなんですね。

 

 

そうやって、楽しく過ごしていれば、
発達障害の症状も良くなるはずです。

 

親の教育によって、子どもの脳は変形する。
この事実が、この本によって、明らかにされました。
『子どもの脳を傷つける親たち』です。

 

 

 

 

私の経験でも、
お子さんがインフルエンザにかかられたときに、
「子どもが暇だと思うので、おすすめの参考書を教えてください」と電話をしてきたお母さんの子は、
やっぱり、落ち着きがなかったり、人の目を見て話せなかったり、
発達障害の症状が見られました。

 

 

子どもがインフルエンザにかかったら、
安静にして、子どもの回復を願うものです。

 

 

どうせ暇しているのだから、勉強させよう。
というか、子どもだけ楽しているのが嫌だから、苦しめてやろう、そんな風に見えます。

 

 

そういうふうに考えるお母さんもいて、
そういうお母さんだから子どもは落ち着きがなく、いつも、お母さんをイライラさせます。

 

 

これは、お母さんに「楽しみがないから」だと私は考えています。
だから、意識、無意識にかかわらず、子どもも苦しめ、という方向に動いてしまう。

 

 

人は自分が満たされているから、人に優しくなれる。

 

 

それは、親であっても、変わらない原理だと思います。

 

 

あなたが自分を不幸だと思っていたら、それはお子さんにも伝わるんです。

 

 

だから、楽しみをもってください。
遊んでください、夢中になるものを見つけてください。

 

 

そして、そのことを、心から誰かに語れるようになりましょう。

 

 

それが、お子さんの発達障害の改善に、結局はつながっていくと思います。

 

 

お父さん、お母さんであるあなたの心が満たされていること。

 

 

これが、結局大事なんですね。

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