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発達障害者の嘘〜なんで、あんなに真面目につけるの?〜

発達障害者の嘘〜なんで、あんなに真面目につけるの?〜

 

 

発達障害に関わる人の疑問の中に、
「どうして、発達障害を持った人はあんなふうに普通に嘘をつくのか?」

 

というものがあります。

 

彼らの嘘・・・・すごいですよね。

 

 

私の職場で聞いた子どもからの嘘と言えば、
「ヒカキンのプレゼント企画でスイッチが当たった!」
「空襲で死んだ人の幽霊が見える」
「お弁当を選ぶのに、2時間半かかった」

 

などです。

 

これ、子どもですし、
こちらも、それなりに発達障害の知識があるから、笑ってスルーできますが、
仕事場や、大事な進路を決める高校生くらいの時期の嘘になってくると、
けっこう、まわりが混乱しますよね。

 

 

発達障害の人がなぜうそをつくのかを説明する前に、
発達障害の人は「嘘をつけない」という話を聞いた人もいると思うので、
そこのところの話をしていきます。

 

 

まず、発達障害の人が「嘘をつけない」というのは、
嘘が言えない、ということではなく、
人を信じ込ませる嘘が言えない、ということです。

 

どういうことかいうと、
例えば、発達障害の人が遅刻をしたとします。

 

普通の人なら、寝坊での遅刻だったとしても、
あえて、身なりを整えて出勤することで、
「お腹が痛くなりまして、すみませんでした。」
と、正直に謝りながら、同情してもらえるような嘘をついたりします。

 

ですが、これが発達障害の人が言うと、
「あの、電車が、人身事故にあいまして。」

 

と、調べれば、そんな事故がないことがわかってしまうのに、
そういう嘘をついてしまいます。

 

だから、「嘘をつけない」という表現になるんですね。

 

決して、「嘘をつかない」というわけではありません。

 

すぐにバレてしまう嘘を、平気でついてしまうから、まわりとトラブルになったり、
あの人、変だよね、という話になったりします。

 

 

 

 

 

それから、もう1つは、「嘘をついている意識がない」という可能性があります。

 

 

あなたは、
発達障害の人が時間の把握が難しいという話を聞いたことがありますか?

 

昔、特命リサーチなどの番組でも取り上げられたんですが、
時間の過去、現在、未来の把握っていうのは、ある程度年齢を重ねないとわからないんですね。

 

時間の把握というのは、人間の高度な脳の機能の部分なんです。

 

 

脳の機能が上手く働かないのが、発達障害の方の特徴です。

 

 

実はこの時間の把握というのは、現実と自分の願望とをきちんと区別して認識することに、
深く結びついています。

 

 

発達障害の方が嘘をついてしまう背景に、
こうなってほしいという願望と現実がそうではないという把握が瞬時にできない、ということがあります。

 

例えば、上の例で、「ヒカキンのプレゼント企画」でニンテンドースイッチが当たったという話。

 

これは、友達が当たった、もしくは、友達の知り合いが当たったという話を聞いて、
自分も、そうなってほしいという願望が、
「ヒカキンのプレゼント企画が当たった」という嘘になります。

 

 

もちろん、嘘であることは、お家に裏付けはとってありますが。

 

 

彼らは、よくスマホのゲームも、「消えて、やり直している。」という嘘も言います。

 

これも、友達などの話を聞いて、言いたくなって言っているんですね。

 

人がうらやむ良いことも、
人が「残念だったね」と同情を寄せる悪いことも、
2つとも言いたいんですね。

 

 

だって、みんなが注目してくれますから。

 

 

だから、こういう「ばれてしまう」嘘を言ってしまうんです。

 

でも、自信を持って「嘘をついている」ので、
接する方は、何?この人?とか、どうして嘘をつくの?など不思議に思ってしまうわけです。

 

「幽霊が見える」もこのパターンに近いです。

 

 

これが、発達障害の方が嘘をつく1つのパターンです。

 

 

 

 

もう1つは、正直に言っているつもりでも、嘘になってしまうパターンです。

 

例えば、
6時に塾から帰って、
8時半に家についた小学校6年生の女の子がいました。

 

この2時間半のあいだ、何をしていたのか?
当然、気になりますよね。

 

お母さんが、彼女に聞くと、
「スーパーで自分が買うお弁当を選んでいた」
というのです。

 

 

このケースの場合、
普通の人間からすると、嘘をつくな!となるわけですが、

 

彼女は、けっこう真面目なのです。

 

2時間半の間の多くの時間をお弁当選びに使ったので、彼女自身は、割と本当のことを言ったのです。

 

そんなことを言えば、「怒られる」ということがわからないんですね。

 

案の定、怒られて、泣いたそうです。

 

 

2時間半も、お弁当選びをする人なんていないわけです。
だから、そんなことを言えば怒られる、ということがわからないんですね。

 

彼女の中では、大真面目に、お弁当を選んでいたと正直に言っているわけですが、
まわりはそれで納得がいかないわけです。

 

そして、彼女は嘘をつく子、となってしまいました。

 

 

これは、人の気持ちを読み取るという能力・脳力が低いために、
こういうことが起こってしまうんですね。

 

時間の把握ができないからこそ、嘘をついてしまうケース。
人の気持ちがわからないからこそ、嘘になってしまうケース。

 

 

発達障害の方の嘘が、面倒だったり、
言葉は悪いですが「うざい」って感じるのは、このためなんですね。

 

どうしてそんな嘘をつくの?
どうして嘘とバレる嘘をつくの?
どうしてそんなしょーもない嘘をつくの?

 

そうなってしまうのは、こういうことなんですね。

 

 

自分の大切なお子さんが、
こういうことに当てはまっていたり、
そうなってほしくないなら、栄養と発達障害の関係は学ぶようにしてくださいね。

 

 

薬だけでは、なかなか治っていかないようです。

 

 

まわりから、嘘つき呼ばわりされたり、
まわりに、全く信用されていなかったり、
まわりに、子どもが極端に嫌われていたり、

 

そういう場合は、病院よりも、自分で勉強して「脳と栄養」の関係を学んだ方がいいです。

 

 

 

>>>>「栄養と脳の関係がわかる」アスペルガーADHD発達障害改善マニュアルのレビュー
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