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気づけば、家族、まわりの友達みんなに嫌われている【発達障害】の怖さ

《孤独》や《家族崩壊も》・・・・【発達障害の怖さ】について、です。

 

 

 

気づけば、みんなに嫌われている【発達障害】の怖さです。

 


 

 

 

発達障害の怖さ、それは、サイレント性にあると思います。

 

本人は気づかないうちに、
まわりに嫌われていっているということです。

 

 

もしくは、まわりも気づかないうちに、
発達障害のお子さんによって、不幸になってしまっているというこです。

 

 

たとえば、年に何回かニュースになりますが、
身内同士のトラブル、時に、殺人にまで及んでしまうトラブルがありますよね。

 

 

それは、何年にもわたって蓄積された相手への憎しみによって引き起こされることがあります。

 

身内のトラブルでニュースになる時って、
思った以上に高齢のケースが多いですよね。

 

それはつもりに積もった「憎しみ」が、爆発してしまうからだと思います。
【発達障害】はすぐに、何か不便なことがあるわけではないので、見過ごされがちです。

 

 

小さなことの積み重ねが、徐々に不利な立場をつくってしまった3人の例を紹介したいと思います。

 

 

1、アスペルガー症候群の中学生

 

私が、何度もお母さんに、
「アスペルガー症候群の疑いがあるので、病院を受診するなり、
行動を起こしてください」と言わせていただいたご家庭でした。

 

 

まず、アスペルガー症候群独特の、
相手なりに話し言葉を変えることができない。

 

というのと、

 

宿題を出せないのに、
学校の先生に偉そう(本人にそのつもりはないが)注意してしまうことで、
著しく、先生からの評価が低くなってしまっていました。

 

 

この子は、学校でいじめにあった経験もあり、
いじめられた子がいない高校への進学を希望していました。

 

しかし、内申点が全然、つかず、
本人が希望しなかった、お父さん、お母さんも避けたかった、
いじめた子がいる高校への進学を余儀なくされました。

 

 

廊下ですれ違うたびにからかわれたり、中学での出来事をいまだに話される、ということでした。

 

 

嫌な思いをしながら、彼は高校でまた、3年間過ごすことになります。

 

もしも、【発達障害】をもっと意識して、
改善・治療に努めていれば・・・・

 

宿題を出す、先生への失礼な発言をなくす、これだけで、
彼はもっともっといい高校へ進学できたはずです。

 

 

直接的ないじめはないようですが、
「いじめ」を受けた相手を3年間見続け、不快な記憶を持ち続けなくてはいけないのは見ていてかわいそうでした。

 

こういう思いをずっとしなくてはいけないのが、【発達障害】の怖さだと思います。

 

 

 

2、ADHDの女の子

 

授業中にしゃべってしまう。
スイッチが切れたように寝てしまう。
場の雰囲気に合わせて、声の大きさや態度を変えることができない。

 

 

という女の子でした。

 

この子は、いじめられたりはしていませんでしたが、
女子同士のトラブルが多く、いつも、悩みがつきませんでした。

 

授業中に話がやめられず、
先生が明らかに怒っていて、まわりが「やばい」って思っていても、
声を上げて笑い声をあげてしまい、先生が怒鳴る。

 

先生が怒鳴れば、怒られていない子たちも不快な気持ちになります。

 

だから、この子のせいで先生が怒るので、まわりからどんどん嫌われていきます。

 

小さい嫌がらせを受けたりもして、
お母さんは、そういう子がいない、レベルの高い高校への進学を希望されていました。

 

 

しかし、授業中、ほとんど授業を聞いていない(衝動性が強すぎて聞くことができない)ので、
どれだけ塾で頑張っても成績は上がりません。

 

 

結局、この子も、希望していなかった高校への進学を余儀なくされました。
塾によって、テストの点数自体は上がっていきましたが、
学校の先生の「心象」が悪く、内申点をつけてもらうことができませんでした。

 

 

高校受験は、内申点が半分を占めるので、
希望の高校への進学は無理でした。

 

高校へ進学しても、
授業を聞くことができず、結局、塾に残ることになり、
年間20〜30万円の塾の費用を、お父さん、お母さんが支払うことになっています。

 

 

これも、【発達障害】の怖さだと言えます。

 

 

 

 

3、ゲームの世界から返ってこられない大学生

 

2016年のゲーム業界の1つの目玉、バトルフィールド1。
第一次世界大戦を舞台としたこのゲームは、たくさんのゲーマーを虜にしました。

 

ただし、こういったいつまでもオンライン対戦ができるゲームは、
ADHDやアスペルガー症候群の傾向を持った子どもには、激しい毒になることも。

 

大学1回生になって、
学校の通学の縛りがなくなったこの大学生の男の子は、
バトルフィールドの世界から帰ってこられなくなりました。

 

深夜の1〜3時までゲームをし、
朝、起きることができずに、大学へ行けず、前期の単位はすべて取れなかったそうです。

 

 

さらに、夜に大声を上げる、壁を叩く、地団駄を踏む、
という行為を、日中、深夜気にせず、繰り返すので、
ご家族すべてが、寝不足になっているそうです。

 

 

きつい発達障害が見られる子がいる場合、
お父さん、お母さん、兄弟姉妹も発達障害を持っている可能性が高いです。

 

 

深夜、彼の声や音によって目が覚めてしまうと、
再び寝ることができない可能性が高く、家族全員が体調不良になる可能性があります。

 

現に、その子の弟で塾に通ってもらっている弟は、
寝不足で、学校でも塾でも疲れたら寝てしまいます。

 

また、体調不良から不機嫌なことも多く、
クラブでのわがままな言動がまわりの反感を買っているそうです。

 

怒りっぽいおじいさんやおばあさんを思い浮かべてみてください。
体の不調から、彼らは突然怒ったり、まわりが困ってしまう行動を取ったりします。

 

発達障害のお子さんがまわりから嫌われる理由も同じで、
体の不調から、まわりに迷惑な行動を取ったり、自分勝手な行動を取ったりしてしまうんです。

 

我慢したり、まわりの空気を読んだり、
もともと、苦手なことが、さらにできなくなってしまいます。

 

たかがゲーム・・・・なんですが、
発達障害の自覚を持たず、もう大学生だし、大丈夫だろう・・・・と思っていると、
家庭・家族をすべて壊してしまう可能性もあります。

 

 

これも、【発達障害の怖さ】なんです。

 

 

これは、【発達障害の怖さ】を煽ったものではありません。

 

 

普通に起こってしまう、
小さな小さな不幸の積み重ねで起こってしまう【事実】です。

 

 

宿題を出せない、
授業中にしゃべってしまう、
ゲームに夢中になって大学に行けない、

 

 

本当に、ちょっとしたことで、
人によっては笑い話になることなんですが、これに【発達障害の怖さ】が絡むと、
不幸な連鎖がずーっと続いていきます。

 

大きな不幸ではないので、
たいしたことはないだろう、しばらくすれば好転するだろう、と、
放っておいてずーっと、嫌な感じが続いていきます。

 

 

そして、本人や家族にストレスがかかっていくので、
【発達障害】が改善しないままに成長してしまいます。

 

 

2のケースでは、ご両親に金銭的な負担がかかりますし、
3のケースでは、最悪、家庭内での暴力トラブルになる可能性もあります。

 

 

21世紀以降は、精神の時代になっていくと言われています。

 

 

今、売れているものって、
「生きるうえで必要のないもの」という娯楽的なものが中心ですよね。

 

 

精神の時代に、治療・改善方法があるのに、放っておかれてしまう【発達障害】

 

 

【発達障害の怖さ】は、すべての人が、そのリスクを持っているということです。

 

ここでも、書いています。

 

 

すべての人が発達障害なんです。
そして、すでに改善する方法は、わかりつつあります。

 

 

 

自覚し、勉強し、実践すれば、怖くはないものです。

 

全ての人が、発達障害と向き合わなければならない時代です。

 

そのリスクと、改善方法も知っておきましょう。

 

 

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