こんな口癖には要注意「困ったチャン」じゃ済まなくなる発達障害のお子さんの話【その2】
「授業中しゃべっちゃう」この言葉には注意してください。
あなたのお子さんにこんな口癖のお子さんはいませんか?
今回は、授業中に「しゃべっちゃう」お子さんの話です。
学校の家庭訪問や、三者面談、もしくは、塾の親子面談で、
「学校の授業中のおしゃべりが目立ちます」と再三言われるようだと、
発達障害の可能性があります。
そんなに素行的には悪い子ではないし、
金髪にしたい、ピアスをあけたい、といったことも言わない。
良い子・・・・のはずなのに、
いつも先生から「授業中のおしゃべりがひどいです」と言われるなら、
発達障害の可能性があるんです。
また、一緒に出てくる症状としては、
・テストなどの大事な時にお腹が痛くなる。
・動く椅子だとくるくるする。
・椅子であっても、あぐらなどで座ってしまう。
・「眠い〜」など思ったことをすぐに言う。
・年齢の割に幼い言動が目立つ。
・夏の暑いときでも、マスクをしたがる。
といった傾向が見られます。
もちろん、ご両親の気持ちとしては、
おしゃべりなんて、授業中に注意してくれればいいのに、と思われるかもしれません。
ですが、
授業中、静かにするしないの問題ではなく、
「できない」という問題にフォーカスしてほしいんです。
こういうお子さんは、
「恐い先生の時は黙る」と言います。
これは、動物と一緒の反応です。
恐い、怖い、だから、大人しく身をひそめる・・・・
これは、野生の動物がすることです。
そして、そうじゃないと黙ることができない、理性で自分をコントロールできないのは、
発達障害の可能性が大きいですし、今、治療しておかないと、後々、本人も親のあなたもつらい思いをします。
日本イーライリリー株式会社の作成された動画を、
上記、記事でも紹介させていただきました。
黙っていないとダメなのに、
しゃべってしまうというのは、ADHDの衝動性が強く出ている部分です。
その場にそぐわない発言をしてしまう、
その場で言ってはいけないことを言ってしまう、
社会人になっても幼稚な言動を繰り返す、
これが大人になっても、治らないと、
- クビになったり、
- 離婚されたり、
- 友達がいなくなったり、
ということが将来待っています。
そんな大げさな・・・・
なんて思いますか?
確かに、高校、大学で治っていくかもしれません。
でも、治るという保証はありますか?
治らなかったらどうしますか??
何度も、このサイトでは取り上げていますが、
2009年の岡田尊司さんの『アスペルガー症候群』でも、すでに書かれていますが、
有病率が一気に、上がっています。
ということは、意識していないと、
今の環境は、発達障害を生み出しやすい環境なんです。
大気汚染、環境汚染などの要因が強くなり、遺伝的要素ではなく、
食べるもの、体に取り入れるもの、お父さん、お母さんの教育の仕方、
これらが、発達障害の症状を長引かせ、重症化させる要因だと考えれています。
今、発達障害の症状が見られるお子さんが、
その中で、自然に治るのでしょうか?
そんな保証がありますか??
- ちょっと不思議ちゃん、
- ちょっと困ったちゃん、
- ちょっと我慢ができないちゃん、
それで、済ませていい時代ではないんです。
発達障害の知識をみんなが持つ時代です。
ということは、知らない、だけで、差別を受ける可能性もあります。
発達障害をみんなが持つ時代がそこまで来ているなら、
これから大事なのは「自覚」になります。
ちょっとした「できない」を無視しないでくださいね。